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2017.10.02

心理学科

朝倉市との地域連携事業 2017年度中間報告3

 2017年7月5日、福岡県朝倉市は記録的な豪雨となりました。あれから3ヶ月近くが経ち、朝倉市では現在も復旧と復興に向けた活動が行われています。改めて、朝倉市をはじめ被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 心理学科では、今年度も朝倉市との連携事業を進めてまいりました。『心理学科Today』では3回に渡って、学生たちが春から行ってきた取り組み、そして先の豪雨を受けて新たに始まった取り組みなどについてご紹介いたします(第1回; 第2回)。第3回となる今回は、藤村准教授率いるグループの活動についてです。
(担当:藤村)

企画内容

 朝倉市の新しいイメージを伝えることを目標として、今、朝倉市を紹介するウェブサイトを作成しています。朝倉市の西部に位置する秋月地区は筑前の小京都とも呼ばれる観光地です。今年の10月21日に新しく「朝倉市秋月博物館」が完成します。ウェブサイトでは、風情のある城下町・秋月を中心として、朝倉市の魅力を伝えるものにする予定です。また、現在の朝倉市・秋月の観光業は、九州北部豪雨の影響を受けて、来訪者の数が減少しています。ウェブサイトでは、豪雨による被害を受けながらも、頑張っていらっしゃる店舗の紹介も行う予定です。10月下旬には、ウェブサイトを公開予定です。ぜひこのサイトを見て、朝倉市の魅力を再発見してください。
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特長1 若者をターゲットにする

 サイトの特長のひとつは、20代の若い人が楽しめる朝倉市と秋月を紹介することです。
 朝倉市を訪問する観光客は、近年減少傾向を示し、訪れる観光者の年代は50代以上が多く、若い世代の比率は少ないことが指摘されています。この状況を改善するため、この企画では、若い世代に朝倉ファンを増やすことを目標としています。それでは、どうすれば若い人たちに朝倉市に来ていただけるのでしょうか。グループで検討を重ねて、大学生である自分たちが行きたいと思える場所、行きたいと思えるコースを紹介することにしました。また、同じお店や商品でも、見せ方を変えれば印象が変わります。写真やコメントを工夫する、お店の人の顔が見えるようにする。そんな知恵を出し合っています。
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特長2 被災後の朝倉市を紹介する

 朝倉市の取材を始めたのは、今年の4月からでした。その後、豪雨による被災を受けて、朝倉市は甚大な被害を受けました。その中で、市の西部に位置する秋月地区は比較的被災の影響は少なく、夏から通常の営業を行っていす。また、被災を受けた地域でも、一歩一歩、復興に向け営業を再開しています。9月に行った被災後の店舗インタビューでは、“被災の現状を知ってもらうことに加えて、安全で元気な朝倉の様子も伝えたい”、“大変なときだからこそ、若い人に来てもらうことで地域の方を元気づけてほしい”というコメントを頂きました。その様子も、サイトにてご紹介する予定です。
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