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2017.09.06

第13回東日本大震災継続支援が終了しました

2011年8月から毎年、夏と春2回行われている当専攻の東日本大震災継続支援が13回目を迎え、いつものように岩手県宮古市社会福祉協議会田老センターとコラボ、1週間の支援活動を行いました。

大学院の実習及び集中講義スケジュールと調整が難しく、院生参加者が3名になりましたので、今回は今まで一番少ない平均7名のメンバーで活動を行いました。その代わり、この活動を通して成長し、臨床心理士として現場で頑張っている二人が貴重な休暇を使い、参加してくれました。この震災支援を自分の臨床心理実践の原点として語る姿は被災者支援だけでなく、被災者の方々がその出会いを通して人を育てるというもう一つの意義を確認することができました。

最も少ないメンバーでありながらい、12か所に至る場所で、延べ132名にサート(主動型リラクセイション療法)を実施することができました。

この支援は7年間臨床心理学的手法の震災支援を貫くことによって、被災者の方々に必要な支援をする、支援者が専門性を高める良い機会に出会う、継続することで連携機関や地域の支援者及び被災者との関係が深まる、その中で、被災支援の域を超え、地域支援のステージに展開するといった多面的に、多層的に発展してきました。

臨床心理士の社会貢献及び臨床心理士養成において貴重な実績であることを改めて考えながら、今後さらに発展させていく予定です。
 

宮古市生活復興支援センター ブログ
http://blog.goo.ne.jp/miyakovc

ブログに掲載された支援活動の様子
PDF(183KB)