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2017.03.26

心理学科

就職・進学サポート「大学院合格者の声」

 心理学を専門的に学べる大学は多数ありますが、一口に“心理学”と言ってもその内容はとても広いため、どの分野を深く学べるのかは大学によって大きく異なります。福岡女学院大学の場合、こころの悩みを抱える人たちの理解や支援を目指す「臨床心理学」と、企業や組織で働いたり自分のキャリアを形成したりすることを支える「キャリア心理学」を深く学べる点に、その特徴があります。
 特に臨床心理学は、学部だけにはとどまらず、大学院での教育にも力が注がれています。例えば臨床心理学の専門資格に“臨床心理士”がありますが、2015度の本学大学院生の臨床心理士合格率は100%でした。また本学大学院は、臨床心理士になる際に大学院修了後の実習義務が免除される、第1種指定大学院にもなっています(注1)。
 このため、本学心理学科の学生の中には(そして実は他大学からも!)本学大学院に進学して臨床心理学をさらに深く学ぶ者も多くいます。そこで今回は、大学院に進学する学生に自身の学部時代での学びを振り返ってもらいました(注2)。
(担当:重橋)
 
注1 2018年度からは心理学の国家資格“公認心理師”が誕生しますが、本学では第1種指定校の経験と実績を活かし、公認心理師にも対応した教育体制の整備を計画しています。

注2 「大学院合格者の声」に関する過去の記事はこちら
 

大学生活を振り返って

 私は、高校生の頃から臨床心理士になりたいと考えていたので、福岡女学院大学心理学科に入学しました。3・4年次は大学院入試の勉強に集中できるようにと思い、1・2年次に履修できる講義は積極的に受講しました。3年次ゼミでは、毎週4000字のレポート課題がありました。課題図書を読み、要約と考察をまとめます。1冊の本を限られた字数で要約し自分の考えを持つためには、ただ読むだけではなく整理しながら読む必要があります。卒業研究では、文献調査を行いました。文献を何冊も読み、本の内容を分かりやすく要約、整理しながら研究を進めることができたのは、3年次のレポート課題に取り組んだおかげだと思います。
 大学生活では心理学の学びだけではなく、部活にも積極的取り組みました。私は、裏千家茶道部に所属していました。茶道は未経験でしたが優しい先輩達と美味しい抹茶に惹かれての入部でした。4年生になった今、すてきな仲間に出会うことができ、本当に入部してよかったと思います。自由に時間を使えることは大学生の特権です。勉強も部活もアルバイトも好きな事も、自分次第でたくさん取り組めると思います。

大学院進学に向けて

 大学院受験では、心理学、英語、口頭試問があります。心理学に関しては普段の講義で十分に学べます。大学院進学を考える人は、ひとつひとつの講義を大切にして下さい。英語は、ゼミで毎週和訳の宿題があったため、ゼミでの課題を使って勉強しました。ゼミの先生にはたくさんお世話になりました。丁寧な添削や勉強法のアドバイスもしていただきました。

4月からの大学院生活に向ける思い

 大学の4年間はびっくりするくらいあっという間に終わりました。さらに大学院は2年間、学部の半分です。2年の間に何を学ぶかは自分次第だと思いますので、一生懸命に頑張ります。不安もありますが、より専門的に心理学を学べることにわくわくしています。
(M.Tさん:佐賀県佐賀西高等学校出身)
 
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【私のお気に入りの場所:学内にある茶道部の茶室】