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2017.01.23

心理学科

授業紹介 「人間関係学演習(3年ゼミ)」

 人間関係学演習(3年生のゼミ)は、1・2年次の基礎的な学習を基盤として、専門的に心理学の学びを深め、4年次の卒業研究へと発展していく授業です。今年度の人間関係学演習では、まずはそれぞれが心理学に関して「面白そうだと思うこと」、「もっと詳しく知りたいこと」を言葉にしてみるという作業から始めて、グループディスカッションを経てテーマを決め、グループ研究に取り組みました。自分の素朴な興味や疑問を言葉にして他者に伝える過程で、考えは少しずつ整理され、問いの輪郭がはっきりしていきます。また、他の人の言葉に耳を傾けるとき、私たちの中に新たな気づきが生まれます。
 後期は、前期終了時の個別面談の結果を踏まえ、表現療法の実習や施設見学(注1)といった体験を通した学びも取り入れました。また、児童虐待や遊戯療法の実際、発達障害といったテーマについて、皆で考え、話し合う時間も持ちました。このように、白澤ゼミは学生が主体となって学び、創り上げていく場です。
 ゼミ生は現在、卒業研究の準備を進めているところです。私は、卒業研究を学びのゴールではなく、真の意味での学びのスタートだと考えています。ゼミ生には、卒業研究を終えた時に「さらに学んでいきたい」と思うようなテーマを見出してくれることを願っています。
(担当:白澤)
 
注1 施設見学の報告はこちら 「こども総合相談センターえがお館見学報告」
 
            
 白澤ゼミは、人数が多く賑やかで、ゼミ生と先生の仲がとても良いゼミです。ゼミ生一人一人が自分の意見や興味のあることを発表する形でゼミが進んでいくため、発言する力が身につきます。特に、発表する際に、意見を聴く側のメンバーがきちんと集中して聞いてくれているのが伝わってきて、安心して自分の意見を言うことができる環境が作られていると思います。ゼミでの活動もグループ研究や、施設見学、心理療法(コラージュ療法、箱庭療法)の体験など、盛りだくさんの内容でやりがいを感じます。また、先生との個人面談やクリスマスパーティーなど、ゼミ生と先生との交流も充実していて、学びもあり楽しさもたくさんあるゼミです。
(M.Yさん:佐賀県立鳥栖商業高等学校出身)
 
 私達のゼミは、学生が主体となっており、ゼミの方針や内容もメンバーの興味・関心から構成されているため、色々な分野が取り入れられていて興味が尽きません。特に印象に残ったのは、施設見学で児童相談所を見学したこと、箱庭療法を体験できたことです。なかでも箱庭療法は、学部生のうちに体験することはないと思っていたため、実際に箱庭を触って、作って、分析の方法を学び、貴重な体験が出来たと感じています。
(O.Kさん:福岡海星女子学院高等学校出身)
 
 ゼミでは、グループでテーマを決めての調査や施設見学、箱庭療法、コラージュ療法の体験などを行いました。特に、箱庭やコラージュの体験では、講義で学んだことをより深く理解することができ、印象に残っています。ゼミの雰囲気もとても良く、それぞれがやるべきことを頑張れるメンバーなので、協力し合うことが出来ていると感じます。最初は不安でしたが、今は白澤ゼミに入ってよかったと思っています。
(I.Rさん:大牟田高等学校出身)
 
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