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2016.12.09

心理学科

社会に貢献する心理学2016 ~心理学の学びをいかすボランティア活動 その2~

 心理学科では、大学内で知識を得るだけではなく、実際に「動く(行動する)」学びも重視しています。実社会との関わりを大切にし、他者の援助に主体的に取り組む活動は、社会貢献だけではなく、学生自身の自己成長を促します。今回は、前回の報告(その1:こちら)に引き続き、鳥栖市の療育医療センター若楠療育園内の子育て支援センターである「どんぐりセンター若楠」でのボランティア体験と心理学科での学びとの関係をYさんに報告してもらいます。
Yさんありがとうございました!
(担当:重橋)

ボランティア活動内容

 ボランティア活動報告については、こちらをご覧ください。

 
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【こども達と一緒におもいっきり遊びます!】
 

ボランティア体験を振り返って

 ボランティア活動では、大学生活では関わることのない就園前の小さな子どもやお母さん方との交流、現場で働いている臨床心理士やその他の専門職の先生方のそばで活動するなど、学外の活動でしかできない経験をすることが出来ます。
 活動を通して、自分で体験することの重要性を感じています。学外活動を通して実際に自分が経験し得た知識と大学内の講義で得た心理学の専門的知識とを重ね合わせながら、身体、頭の両側面からより知識を深めることが出来ることが、現場での学びの意義だと感じています。例えば、大学の講義で学んだ「観察する力」「柔軟に物事を捉える方法」は、ボランティアを実践する中でしっかりと身に着けられたように感じています。また、子どもたちの行動を捉える際、見る側の視点によって捉え方が異なるということを、知識ではなく腑に落ちる体験として学ぶこともできました。さらに他者を理解する際に様々な可能性があるということを知識として「知っている」ことが、実践の中で体験する様々な事柄の整理の仕方に影響することもわかりました。 
 子育て支援のボランティア活動では、子どもの発達を理解するために心理学の知識が役に立つことは勿論です。しかしそれだけではなく、これから母親、社会人と様々な役割を重ねていく中で、その状況を受け入れて消化できる力(方法)を身につけることにも、心理学科での学びが役に立つのではないかと、活動を通して感じています。
 大学生という子どもでも社会人でもない時間を有効に活用するための一つとして、学外のフィールドで新たな刺激を受けることは、自分の視野を広げるチャンスとなります。どんぐりセンターでのボランティアの経験や心理学の専門的な知識を踏まえて、さらに柔軟に考える力を身に着け、これから進む道の糧にしていきたいと思います。
­(Yさん:博多女子高等学校出身)
 
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【絵本の読み聞かせの時間 お母さんに抱っこされて】