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2015.01.09

言語芸術学科

英語発音テキスト作り 英単語3000語

 言語芸術学科の特徴として、教員スタッフと学生の共同作業が多いことがあげられます。演劇公演にせよ、ネットラジオにせよ、映画ロケにせよ、常に教員と学生の両輪(コラボ)で動いています。
 英語教育にもこの図式があり、現在、学科の英語担当教員と学生の共同作業で、英語発音テキストの制作がすすんでいます。ごく一般的な日本の英語教育を中学・高校で受けて来た学生の発音を、矯正してゆき、その過程を音声ファイルでネット上にアップするというものです。協力してくれる学生は教員が組み立てた指導計画に基づき、実際に発音指導を受けます。指導するのは、福岡女学院短期大学部学部長の上原敬司先生(学部学科を超えてのコラボ)です。先生は、英語朗読コンテストで日本一の方です。指導者としてはこれ以上の方はいませんね。
 このテキスト作りは、昨年の2月から始まりました。毎週一回、録音室にこもって3人で発音の勉強会と録音を重ねてきて、現在約40本の音源が出来上がっています。協力してくれている学生の発音もメキメキ上達していますよ。テキスト完成まであと少しのところまでこぎつけました。乞うご期待!

 言語芸術学科は、英語教育に力を注いでいます。英語教職コースが設定されている学科です。
 学科が目ざす学生の英語力というのは、辞書さえ片手にあれば、英文学を鑑賞したりビジネス文書を読むことができる、また、インターネットなどにおける英語情報を理解できる、という英語力です。それには、基礎から鍛えなおすことが必要です。そのために、言語芸術学科では、基礎文法だけでなく、発音の指導と単語力の養成に力を注いでいます。
 発音訓練については、一年次前期・後期を通じて、発音の授業が必修科目として設定されています(合計2700分)。言葉はまず音からです。自分の発音を磨くことで、英語リスニング力もついてきます。ちなみに、言語芸術学科の学生は、3年次に「国内フィールドワーク」か「海外フィールドワーク」(選択必修科目)のどちらかを選択しなければなりませんが、後者を選択する学生は、英国での研修中、英国人による英語発音の徹底指導を受けます。約10日間、発音の集中レッスンです。
 「英語ボキャブラリー・ビルディング」では、一年間を通じて、約3000語を扱います。60分週2回の授業ですが、毎回、平均75単語のテストです。家で覚えて来て授業でテスト、覚えて来てテスト、という大変ストイックな授業です。ですが、受講生のほとんどは、平均80点以上をとります。英語教職コースの学生達はは全員90以上です。ボキャブラリーばかりは時間をかけて自分でやるしかないというのがわかっていますから、ブーブー言いながらも最終的には全学生きちんとメニューをこなすんですね。楽しく自然に語彙力ア〜ップ!と巷ではよく言われます。これもいいですが、集中してやるときはやる!この方が英語の世界にへはずっと早く近づけます。基礎を入れてしまってから楽しむほうが、絶対に効率的なのです。ただし、基礎単語といえど、あなどれませんよ。3年次の「海外フィールドワーク(実践)」の準備も兼ねて、単語リストにはcredit、faculty、semseterなどの学校関係の単語やcarousel、frisk、itineraryなどの観光関係の単語などもばっちり入っていますから。

言語芸術学科は、言語芸術作品(文学や映画)を【教材】として使いながら、言語(日本語・英語)能力と思考力を徹底的に鍛え、何事にも臨機応変に対応出来る逞しい人材を育てることを【教育目標】においているリベラルアーツ系の学科です。【教材】と【教育目標】をリンクさせる【教育手段】として、フィールドワークなどの実践科目を豊富に備えています。