大学・短大・大学院教員紹介

心理学科

副学長
佐野 幸子 教授

  • 学位:文学修士
  • 出身大学:愛知学院大学
  • 担当科目:「社会心理学」「人間関係心理学」

専門分野

社会心理学
経営心理学

人の行動を決定するものは、その人の性格や能力であると考えられがちですが、実は、その人には原因はなく、周囲の人々や環境が、そのようにさせてしまっている、ということも多いのです。この「周囲との関わり」に注目をした研究をしています。

主な研究業績

  • 「女性が学ぶ社会心理学」宗方比佐子・佐野幸子・金井篤子共 福村出版 1996初版(2006・16刷)
  • 「縦断データに基づく看護職キャリア発達研究-職業環境認知および職業志向性の変容」(『産業組織心理学研究』Vol.13、No2、143-155)2001
  • 「セクシュアルハラスメントに対する意識-行為への不快感・被害者への認知等の視点から-」(『福岡女学院大学大学院紀要(臨床心理学)Vol.3、31-38)2006

研究教育活動

社会的認知(他者や環境を理解するプロセスとは?誤解が生じる時とは?)や、キャリア発達(仕事の能力を獲得する方法は?キャリアをより発達させる環境や人間関係とは?)など、人々の日常生活や社会全般に役立つ教育研究を目標としています。

学科長
重橋 のぞみ 教授

  • 学位:博士(教育心理学)
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「心理療法基礎実習」「臨床心理学概論」

専門分野

臨床心理学

臨床心理とは、人の心理的問題の解決だけではなく、発達、こころの成長や健康を目指す学問です。こころの理解のための査定、理論、援助の実践を内容としています。

主な研究業績

  • 「大学院生の心理査定の捉え方に関する質問紙作成の試み」[共著]『福岡女学院大学大学臨床心理センター紀要』、第14号、2016年
  • 「心理劇への参加体験が援助者の統合失調症者理解に与える影響」[共著]『第41回西日本心理劇学会発表論文集』、2016年
  • 「大学生の沈黙に対する捉え方に関する研究―性差の比較―」『福岡女学院大学人間関係学部紀要』、第19号、2018年

研究教育活動

人の情動に関して援助・研究活動を行っています。対象は情動の平板化がみられる人で、医療機関での援助・研究活動が中心です。心理療法のアプローチとして集団心理療法である心理劇を用い、学部や大学院の授業でも実践しています。また、最近は心理査定教育に関する研究にも取り組んでいます。

岩下 伸朗 教授

  • 学位:博士(経済学)
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「国際経済論」「行動経済学」

専門分野

経済学史

「経済学」という学問がどのようにして、誕生し、その後発展して現在に至っているのかを、歴史、思想、理論にわたって、多面的に研究していく専門分野です。18世紀の『国富論』の著者アダム・スミスに始まるといわれる経済学の歴史は、意外と短いものだといえるのかもしれません。最近では、加えて、心理学的アプローチの経済学としての行動経済学の歴史的考察もしています。

主な研究業績

  • 『社会経済の進化とコミュニティー』共著 ミネルヴァ書房 2003
  • 『イギリス経済思想史』共著ナカニシヤ出版 2004
  • 『環境としての地域』共著 晃洋書房 2005
  • 『マーシャル経済学研究』単著 ナカニシヤ出版 2008

研究教育活動

講義形式授業では、プレゼン方式で進行している。受講学生には経済社会への日々の出来事への関心を高めてもらうことを目的に、多くの新聞ニュースを紹介し、またテレビ番組などを活用したビジュアル化を導入している。また社会見学工場見学等を企画し、学生に見聞させている。

大迫 秀樹 教授

  • 学位:修士(教育学)
  • 出身大学:九州大学大学院
  • 担当科目:「福祉心理学」「司法・犯罪心理学」

専門分野

臨床心理学
福祉心理学

これまでに、警察(科捜研)の心理職を経て、児童福祉施設や相談機関にて勤務した経験がありますので、特に、非行の予防等を含め、児童福祉領域における子どもと親・家族に対する臨床心理学的なアプローチを専門としています。

主な研究業績

  • 「虐待を受けた子どもに対する環境療法:児童自立支援施設における非行傾向のある小学生に対する治療教育」『発達心理学研究』14巻2003年
  • 「虐待を受けた小学生女児に対する児童福祉施設での心理的ケア:二重のトラウマに対する統合的なアプローチ」『心理臨床学研究』26巻2008年
  • 『福祉心理学(公認心理師の基礎と実践)』(共著)遠見書房 2018年

研究教育活動

被虐待経験による心理的なダメージによって、様々な情緒的な課題を抱えたり、非行等の逸脱行動を呈するなどした子どもたちに対する心理的ケアに取り組んできました。その際には、個別の心理面接に加えて環境全体を見据えながら、総合的な心理的ケアを行うことが重要だと考えられます。特に、児童福祉施設における多職種が連携しつつ実施する統合的な生活臨床の実践を重視しながら研究を進めています。

奇 恵英 教授

  • 学位:教育心理学修士
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「心理療法基礎実習」「公認心理師の職責」

専門分野

臨床心理学

心身相関理論を重視した心理療法、動作法にルーツをもつ、主動型リラクセイション療法(SART;Self-Active Relaxation Therapy)を専門として、いろいろな領域で心理臨床実践を行っている。SARTの研究と実践は福岡女学院大学を中心に展開されている。学部では実習授業、大学院では様々な実習でSARTを学び、自己管理や対人援助に活用されている。

主な研究業績

  • 「臨床心理学的手法による東日本大震災支援の試みー継続支援の効果と意義について」、福岡女学院大学臨床心理センター紀要(第11巻)2014
  • 「特別支援教育におけるストレスマネジメント技法に関する研究」、福岡女学院大学大学院紀要 臨床心理学(第11巻)2014
  • 「母親をエンパワーメントする子育て支援についての臨床心理学的研究―サートを用いた自己信頼感向上の試み-」、福岡女学院大学大学院紀要 臨床心理学(第9巻)2012
  • 『きっと大丈夫-サラと歩んだ日々-』西日本新聞出版局 2002
  • 「動作法による地域援助の試み-韓国晋州市における実践1」、リハビリテイション心理学研究(第28巻)2001

研究教育活動

震災支援、障害児者への心理援助、学校心理臨床、子育て支援、職場メンタルヘルスなど、多岐にわたる研究や実践を行っている。近隣の小学校と提携、特別支援教育事業を立ち上げ、特別な配慮が必要な児童生徒への支援を行っている。2011年から2018年までSART(サート)を用いた長期震災支援とその研究を行なっている。これらの研究・実践活動は学部生・院生の教育とつなげ、実践的な学びの機会を豊富に提供している。

斎藤 富由起 教授

  • 学位:博士(人間科学)
  • 出身大学: 早稲田大学
  • 担当科目:「心理学的支援法」「心理実習」

専門分野

臨床心理学
スクールカウンセリング

身体と心理の関連性を重視しながら、児童期から思春期、青年前期までのスクールカウンセリングとソーシャルスキルトレーニングなどのグループワークを専門にしています。発達障害のある児童生徒へのビジョントレーニングや動きの不器用さに悩む児童生徒への介入の効果を検討しています。

主な研究業績

  • 『教育相談の最前線-歴史・理論・実践-』 第二版 八千代出版 2021年 共著
  • 『発達障害傾向のある小中学生へのビジョンとレーニングの効果』 千里金蘭大学紀要(17) 2021年 共著
  • 『小学校における身体性を重視したSSTの効果』 千里金蘭大学紀要(12) 2015年 共著
  • 『児童期・思春期のSST 特別支援教育編』 三恵社 2012年 共著
  • 『弁証法的行動療法ワークブック』 金剛出版 2009年 共著

研究教育活動

児童期から思春期、青年期にかけて教育領域で起きる諸課題(不登校、いじめ、発達障害、リストカット、精神疾患など)に多元主義的な立場で取り組んでいます。

白澤 早苗 教授

  • 学位:文学修士
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「心理学概論」「心理実習」

専門分野

臨床心理学

臨床心理学は、それぞれにかけがえのない人生を生きる個人に寄り添い、その内的世界を理解しようと試みる学問です。そして学びを深めていくとき、私たちは他者の心を簡単にわかりきることはできないという事実に気づかされます。臨床心理学の本質は、この「わからなさ」を大切に、他者の心をわかろうとする姿勢を獲得する過程にあると私は考えています。

主な研究業績

  • 『早期の喪失体験を持つ6歳男児とのプレイセラピー』 九州女子大学紀要 単著 46/2,1-11,2010/1
  • 『ここでは、私のしたいこと、していいんだよね~心理面接における「遊び」の機能~』 遊戯療法学研究 単著 10/1,25-35,2011/6
  • 『児童相談所に一時保護された子どものプレイセラピー』 心理臨床学研究 単著 31/3,477-487,2013/8

研究教育活動

幼児から青年期という変化・成長の著しい時期にある人たちとその家族の方々への心理学的支援を専門としています。特に子どもの心の治療技法の一つとしての「遊び」に関心を持っており、「遊び」を治療として成立させるための「制限」と、「遊び」の治療機能についての事例研究を行っています。

富永 幹人 教授

  • 学位:教育学修士
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「心理学的支援法」「心理演習」

専門分野

臨床心理学
精神分析学

精神分析は、私たちが普段意識しているものだけでなく、意識していないところでの欲求や葛藤や空想といったものが、いかに私たちの行動を作り出しているかを理解していこうとする学問で、同時に精神疾患の治療技法でもあります。

主な研究業績

  • 『青年期と「居場所」―子どもたちの「居場所」と対人的世界の現在』[共著]九州大学出版会、2003年
  • 『居場所―日本語臨床辞典』[共著]誠心書房、2006年
  • 「未成熟なパーソナリティ傾向をもつうつ病患者について」『第27回日本社会精神医学会抄録集』2008年

研究教育活動

「居場所」の臨床心理学的な意味や、うつ病をはじめとした精神疾患の治療の中で起こってくるさまざまな問題について、個人間の関係性や集団の観点から理解していくことに関心をもっています。

池田 可奈子 准教授

  • 学位:人間環境学修士
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「発達心理学」「心理演習」

専門分野

臨床心理学
発達心理学

生涯にわたる人の発達をどのように理解し、支えていくのかについて考える発達臨床心理学を専門としています。特に乳幼児期の発達が気になるお子さんやリスクのあるご家族のアセスメントと支援について継続して取り組んでいます。

主な研究業績

  • 『心理学A to B』共著 培風館 2013年
  • 『軽度発達障害児のためのグループセラピー』共著 ナカニシヤ出版 2006年
  • 『乳幼児期における社会的注意行動と共同注意行動の機能的分類と発達的連関』単著2012年 久留米信愛短期大学研究紀要35号
  • 『一緒に、ままごとをしよう!! (ごっこ遊びを育てていくプロセス)』単著 2017年 久留米市幼児教育研究所 幼研・研究紀要第61集

研究教育活動

自治体の乳幼児健診や発達相談、児童養護施設、学生相談、緩和ケアなどの現場を経験させていただきました。社会情緒的な発達メカニズムとその支援を研究テーマとしています。発達のつまずきを多様な視点から捉え、他職種と連携して臨床実践に取り組む姿勢を伝えていきたいと思います。

藤村 まこと 准教授

  • 学位:修士
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「心理学フィールドワーク(キャリア)」「集団心理学」

専門分野

社会心理学
組織心理学

人は複数の集団に所属しながら社会生活を営んでいます。その中で、人と人、人と集団、集団と集団はどのように影響を与え合っているのでしょうか。私は、人と集団の相互作用に注目して研究をしています。

主な研究業績

  • How college students build anticipatory confidence to succeed in their future careers: The impact of experiences gained through college activities. [co-authored], 29th International Congress of Psychology(Berlin Germany), 2008
  • 「医療組織におけるキャリア・マネジメント」『病院』Vol.67(7), 629-631, 2008年

研究教育活動

最近では、組織における個人と集団の成長を理解するため、「キャリア発達における自信の形成」、「自己経験ならびに他者経験からの学習」、「医療における安全と質の向上に関わる心理機制」の3点に関心を持っています。

宮島 健 講師

  • 学位:博士(心理学)
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:産業・組織心理学/キャリア心理学

専門分野

社会心理学
集団力学

我々の日常生活で観察される数多くの現象が、社会心理学や集団力学の観点からうまく説明できます。きっと大きな気づきや発見があると思いますので、このレンズを通して、ぜひ日常生活を見つめ直してみてください。

主な研究業績

  • I Want to but I Won't: Pluralistic Ignorance Inhibits Intentions to Take Paternity Leave in Japan. (Frontiers in Psychology, 8, 1508.) 2017
  • 「印象管理戦略としての偽りの実効化:多元的無知のプロセスにおける社会的機能」(『実験社会心理学研究』, 58, 62-72.)2018
  • 「残業規範知覚と意見表明との関係における心理的安全風土の調整効果」(『組織科学』, 52(2), 4-17.)2018

研究教育活動

人々がお互いの本心を誤解し合うことで、多くの人々が望まない結果が生じてしまう現象(多元的無知; pluralistic ignorance)が私の研究対象です。これまで、多元的無知と日本の男性による育児休業取得率の低迷との関連性を指摘しました。つまり、取得率の低迷には「多くの男性は育児休業を好ましく評価しているものの、他者はそうではないのだろうと思い込むことで、取得を抑制している」という側面もあると考えられます。現在では、「男性の育児休業の低迷」を中心的な題材に据え、多元的無知のメカニズムを集団力学の観点から検討しています。

子ども発達学科

学部長
角南 良幸 教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(体育学)
  • 出身大学:福岡大学
  • 担当科目:「健康・スポーツ科学実習」「保育内容(健康)」「初等教科教育法(体育)」

専門分野

運動生理学
スポーツ科学

健康づくりに寄与する身体運動の効果について研究しています。また、幼児の日常身体活動量と体力・健康状態についても研究を進めていて、加速度・心拍数測定装置、フォースプレート、足型測定器、光電管などさまざまな測定機器を活用しています。

主な研究業績

  • 女子学生の椅子立ち上がりテスト成績と体力およびSAQ能力との関係、福岡女学院大学紀要・人間関係学部編8、2007
  • 女子学生における日常生活の運動実施頻度に及ぼす社会心理的要因にいて、体育・スポーツ教育研究7(1)、2007
  • 保育内容・領域「健康」からみた幼児の瞬発力と下肢筋力測定について-性・年齢の影響と新しい測定に対する子ども達の反応-、福岡女学院大学紀要・人間関係学部編8、2007

研究教育活動

文武両道、質実剛健、心技体の実現を心がけて日々教育研究活動に邁進しています。バレーボール部顧問・監督としても奮闘中。

学科長
赤間 健一 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:博士(心理学)
  • 出身大学:同志社大学
  • 担当科目:「子ども理解の技法(観察法と統計解析法)」「保育内容(人間関係)」

専門分野

教育心理学
教授・学習心理学

教育心理学の中でも、特に学習における自己調整というテーマを研究しています。 自分の勉強の仕方や勉強に対するやる気を自分で工夫するために必要なことが何か、またそれができるようになるためには、いつくらいから、どのような支援をするとよいのか、ということが少しでもわかればと思い研究を行っています。

主な研究業績

  • 「Previous task experience in metacognitive experience」『PsychologicalReports』100号、2007
  • 「やる気喪失状況と動機づけ方略,及び動機づけの関連の検討」『人間文化研究』31号、2013
  • 「大学生の動機づけ調整スタイルの検討」『科学研究費助成事業 若手研究(B)報告書』、2014

研究教育活動

日本心理学会、日本教育心理学会、日本行動科学学会に所属。

坂田 和子 教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(教育学)
  • 出身大学:広島大学
  • 担当科目:「発達心理学I(総論)」「発達心理学Ⅱ(乳幼児と親の発達心理)」「子ども学観察演習」「子ども理解の方法と実践」「子育て支援論」

専門分野

発達心理学
認知科学

乳児、幼児、児童、青年・・・それぞれの発達期でみえる世界や感じ方は同じでしょうか。また、同じ発達期であっても個々でみえる世界や感じ方は同じでしょうか。発達心理学や認知科学は、それぞれの発達期を生きる一人ひとりが発達的特徴として表現されたり、個々の彩りをもって豊かに表現される味わい深い学問です。

主な研究業績

  • 『よくわかる!教職エクササイズ 教育心理学』(共著)ミネルヴァ書房 2018年
  • 『乳児保育』(共著:編者)総合健康推進財団 2018年
  • 『子どものことばを育てる保育』(共著)教育出版 2020年
  • 「幼児における手触りの快不快とオノマトペに関する基礎的研究―触素材に対する反応と触感の表現―」(共著) 福岡女学院大学大学院紀要 発達教育学 創刊号、2016年
  • 「危機を支える教育相談システムの構築に関する研究―危機事態に備える簡易マニュアルの作成―」(共著) 福岡女学院大学大学院紀要 発達教育学 創刊号、2016年

研究教育活動

乳幼児児童期の発達から、個人の生涯発達や関係性の発達、そして人間という動物の認知行動特性と多様性を取り巻く生態学的システムについて関心があります。現代的課題について当事者から学ぶことを大切にし、乳幼児児童青年期とその時期に関わる場(家庭、園、学校など)や営み(生活、学び(学習))を検討し、臨床心理士として同じ空間を共にしています。またいくつかの自治体で幼保小連携・接続カリキュラムの監修、遊び込む環境についておもちゃ屋さんなどと空間を創造していくプロジェクトなどを行っています。

高原 和子 教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(体育学)
  • 出身大学:福岡大学
  • 担当科目:「保育内容(表現)」「子どもと運動遊び」「体育」「運動遊び実践」

専門分野

体育学
(子どもの身体活動分野、身体表現分野、運動健康学)

子どもの身体活動分野は,運動遊びをはじめ,乳幼児期の子どものからだを使った活動について考える分野です。身体表現分野は,子どもの感性や表現力を伸ばすためのイメージと動きをベースにした表現活動について考える分野です。運動健康学は,運動(身体活動)が人の健康にどのように影響するのか考える分野です。

主な研究業績

  • 『すこやかな子どもの心と体を育む改訂運動遊び』(共著・編者)建帛社,2020年
  • 『乳幼児のための豊かな感性を育む身体表現遊び』(共著)ぎょうせい,2020年
  • 「素材を用いた環境設定の有用性−布遊びから見た5歳児の発達−」(共著)福岡女学院大学大学院紀要発達教育学 第11号,2023年
  • 「幼児における身近な素材(ダンボール・布・新聞紙)を用いた遊びの特徴」(共著)福岡女学院大学紀要人間関係学部編 第24号,2023年
  • 「幼児の自発的なダンボール遊びにおける動きの内容」(共著)福岡女学院大学大学院紀要発達教育学 第6号,2018年
  • 「幼児の身体活動と体力・運動能力との関係」(共著)福岡女学院大学紀要人間関係学部編 第17号,2016年

研究教育活動

乳幼児期の子どもを対象にした運動遊びの方法とその影響についての研究と子どもの感性と表現力を伸ばすための身体表現活動の実践的な研究を行っています。特に近年は,幼児期におけるイメージをもって主体的からだを使って遊ぶことによる多様な動きの獲得と豊かな感性を育むための環境設定について,身近にある素材を用いた実践研究をすすめています。

藤田 一郎 教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:博士(医学)
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「子どもの保健」「病弱児の・心理・生理・病理」

専門分野

特別支援教育論
小児医学

医療、心理、教育、福祉の連携を心がけ、発達障害、心身症など困り感のある子どもの保護者と子育て支援について考えます。小児科医としての経験を生かした教育研究に務め、前向き子育てプログラム(トリプルP)等の親支援を展開したい。

主な研究業績

  • 「前向き子育てプログラムが親子の心理行動面に及ぼす効果」子どもの心とからだ(日本小児心身医学会雑誌)22 : 69-75、2013
  • 「前向き子育てプログラム受講が子どもの心理社会的問題に与える効果」日本小児科学会雑誌125:746-752、2021
  • 「イラスト子どもの保健・健康と安全」東京教学社、2023

研究教育活動

日本小児心身医学会、日本乳幼児精神保健学会、日本保育保健協議会、トリプルPジャパン等に所属

堀江 幸治 教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

現在、製作中です。近日中に更新させていただきます。

吉田 尚史 教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(教育学)
  • 出身大学:早稲田大学
  • 担当科目:「教育原理」「教職概論」「教育課程論」「子ども学概論」「子ども学フィールド演習」

専門分野

教育学

「教育」という関係性が人間発達における学びのプロセスに影響する際に、その道筋となる教育課程や、直接的に関係性を構築する立場にある教師としての学び、また発達における環境としての時間や空間の様相とICTによる変容に興味を持ち、取り組んできました。また保育者・教師教育におけるフィールドワークの位置づけについても課題としています。

主な研究業績

  • 「日本の基準カリキュラムにおけるダイバーシティの視点-SDGsの枠組みから見た幼稚園教育要領の検討を手がかりとして」 学習社会研究 第4号 学事出版 2022年
  • 「ISCEDにおける「非大学型高等教育」プログラム要件と教員養成制度理念について」 福岡女学院大学、福岡女学院大学紀要 人間関係学部編 第18号 2017
  • 「平成23年中央教育審議会答申および教育再生実行会議第五次提言における職業教育機関としての大学像 − 教員養成制度理念の観点から」(共著)
  • 福岡女学院大学、福岡女学院大学大学院紀要発達教育学 第3号 2017年
  • 「戦後学校教育課程成立期における「経験主義」受容の様態について」 福岡女学院大学研究紀要 人間関係学部編 第17号 2016年

研究教育活動

日本教育学会、日本国際教育学会、日本学習社会学会、日本教師教育学会他に所属

石井 健作 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:博士(学校教育学)
  • 出身大学:兵庫教育大学大学院
  • 担当科目:小学校理科、小学校生活科、初等教科教育法(理科)、初等教科教育法(生活)、総合的な学習の時間の指導法、授業研究

専門分野

教科教育学(理科、生活科、総合的な学習の時間)
教育方法学
教育実践学

主に理科教育の中での、科学言語の有効性について研究を行ってきました。
小学校の子どもたちは、理科や生活科が大好きです。
20数年間の小学校での教員経験を活かし、「なぜ、理科を学ぶの?」「どうして生活科があるの?」「総合的な学習の時間の授業づくりはどうするの?」という問いを学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
大学の授業では、学校現場で生かすことができる実践的な授業を心掛けています。
学ぶ楽しさ、教える喜びを一緒に味わいましょう。

主な研究業績

  • 「小学校における電流の概念獲得のための『粒子傾斜モデル』の有効性」理科教育学研究、2009
  • 「小学校5年『流れる水のはたらき』における学習内容理解のための『科学用語』導入の有効性」、理科教育学研究、2011
  • 「小学校理科授業における『科学言語』の重要性に関する実践的研究」、兵庫教育大学博士論文、2011
  • 「生活科における『共通体験の有効性』」、福岡女学院大学紀要、2019
  • 「小学校総合的学習におけるプログラミング教育に関する教材開発」、福岡女学院大学紀要、2021
  • 「小学校理科『音の性質』に関する教材研究~『小学校学習指導要領 理科編』の歴史的変遷をもとに~」、福岡女学院大学 教職実践センター 教育実践研究、2021
  • 「小学校教員養成課程における総合的学習プログラミング教育に関する実践」、福岡女学院大学紀要、2022
  • 「小学校理科におけるDXに関する一考察~第5学年『電磁石の性質』の実践を事例として~」、福岡女学院大学 教職実践センター 教育実践研究、2022
  • 「生活科授業における『共通体験』に焦点を当てた授業実践報告」、福岡女学院大学 教職実践センター 教育実践研究、2022

研究教育活動

日本理科教育学会、日本科学教育学会、日本教科教育学会、ソニー科学教育研究会、日本生活科・総合的学習教育学会

小栗 正裕 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(教育学)
  • 出身大学:佐賀大学大学院・聖和大学大学院
  • 担当科目:「保育原理」「保育内容総論」「保育内容(環境)」「小学校生活科」

専門分野

幼児教育学
子どもと地域社会のかかわりに関心を持ち、研究を続けてきました。特に、幼児期から児童期に至るまでの社会認識の形成について、保幼小接続との関連より研究をしています。同時に、地域社会から子どもへのかかわりについて、コミュニティ形成の視点から関心を持っています。

主な研究業績

  • 「韓国・釜山における幼児教育の実際―公立保育所(オリニジップ)・自然学校・生態幼児教育」(共著)保育文化研究 5 99-110 2017年
  • 「幼稚園と小学校の接続についての予備的考察―保育内容・領域「環境」と小学校「生活科」を中心に」久留米大学文学部紀要(社会福祉学科編) 14 17-28 2015年
  • 「幼児期から小学校低学年における「社会認識」ー保育内容・領域「環境」から小学校「生活科」を通しての一考察」福岡女学院大学紀要(人間関係学部)22 63-69 2021年
  • 『保育の学び・ファーストステップ』(共編著)青踏社 2018年
  • 『ともに生きる保育原理』(共著)みらい 2018年
  • 『遊びと生活をひらく保育内容総論』(共著)ミネルヴァ書房 2022年
  • 『福岡県内における児童館の運営実態および研修ニーズについてのアンケート調査 報告書』(共著)FUKUOKA児童館・児童クラブネットワーク 2019年
  • 研究教育活動

    日本保育学会、日本乳幼児教育学会、日本生活科・総合的学習教育学会、日本保育文化学会、九州教育学会、西日本社会学会

原田 大樹 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:博士(教育学)
  • 出身大学:広島大学大学院
  • 担当科目:「初等教科教育法(国語)」「保育内容(言葉)」「国語表現」

専門分野

教科教育学

国語の中のことばの指導について研究してきました。とりわけ、昭和30年代の共通語指導について、どのような目標をもち、どのような方法で、どのような教具を用いていたのか、当時の教員や学習者の思いはどうだったのかなどを、文献やインタビューなどをもとにして明らかにしてきました。今後も小学校国語科におけることばの指導のあり方を考えていきたいと思います。

主な研究業績

  • 「鹿児島県における標準語指導の実際-上原森芳の実践を通して-」『国語科教育』第69集、pp.35~42、全国大学国語教育学会
  • 「敬語指導の現状と課題‐小学校国語科を中心に‐」『日本教科教育学会誌』第34巻第3号、pp.21~30

研究教育活動

全国大学国語教育学会、日本教科教育学会、中国四国教育学会、九州国語研究学会

福島 さやか 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:博士(教育学)
  • 出身大学:広島大学
  • 担当科目:「保育表現技術(音楽表現)」「初等教科教育法(音楽)」「音楽表現」

専門分野

音楽教育学

初等教育段階の読譜指導に関する研究を、主に米国の19世紀後期から20世紀前半までの文献をもとに行ってきました。今後は就学前教育において、ふさわしい音楽活動がどのようなものかを明らかにしていきたいと考えています。

主な研究業績

  • 「米国1940年代の初等音楽教科書における読譜の教育課程-1920年代との比較を通して-」『広島大学大学院教育学研究科紀要』第二部(文化教育開発関連領域)、第56号、2007、pp.353-362
  • 「米国1920年代の初等音楽科教科書における読譜指導の教育課程-1900~1910年代の唱歌教科書との比較を通して-」『音楽教育史研究』第10号、2007、pp.25-37

研究教育活動

日本音楽教育学会、日本教科教育学会、中国四国教育学会、音楽教育史学会、日本音楽表現学会に所属

松尾 裕美 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(人間発達学)
  • 出身大学:中村学園大学大学院
  • 担当科目:「保育内容総論」「保育原理」「幼稚園教育実習指導」「教職実践演習(幼・小)」「保育実習指導(保育所)」

専門分野

保育学

保育職における子どもとの関わり方について、距離感、言葉の使い方、表現法などを通して「心もち」に近づく保育を課題としています。

主な研究業績

  • 「キリスト教保育の現場における聖話のあり方」-子どもの心に残る神様のお話―西南女学院大学研究紀要(Vol.18 .2014 )
  • 「保育者を目指す学生の絵本への認識」福岡女子短期大学研究紀要(第81号)2016
  • 「模擬保育に学ぶ教育方法論」福岡女子短期大学研究紀要(第82号)2017
  • 「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」改訂に見 る「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」―時代の流れに伴うカリキュラムの変化―福岡女子短期大学研究紀要(第83号)2018
  • 子どもの気持ちを理解する保育者の在り方―倉橋惣三にみる「心もち」に近づく保育―福岡女子短期大学研究紀要(第83号)2018

研究教育活動

日本保育学科、日本リハビリテーション心理学会、日本キリスト教教育学会保育園、幼稚園における研修会講師、保護者会における後援会活動を通して現場の先生方と共に研究会を行っています。

毛利 泰剛 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:博士(心理学)
  • 出身大学:広島大学
  • 担当科目:「発達・教育相談の基礎」「発達・教育相談の方法と実践」

専門分野

臨床心理学
教育相談
遊戯療法

子どもの発達や教育相談についての実践や研究を行っております。特に絵や遊び道具などのモノを使った心理臨床に関心があり、箱庭療法や遊戯療法の効果の検証や適用範囲を広めていく研究を進めています。

主な研究業績

  • 「将棋が治療関係を促進させる役割 —非行傾向を示す男子中学生への訪問面接過程—」遊戯療法学研究第10号第1号、2011
  • 『プレイセラピー』「教育相談の最前線—歴史・理論・実践—」八千代出版、2016

研究教育活動

日本心理臨床学会、日本発達心理学会、日本箱庭療法学会、日本遊戯療法学会
臨床心理士としてスクールカウンセラーやクリニックにおけるカウンセリング、幼稚園・保育所の発達相談などを行ってきました。

若山 哲 准教授

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:美術修士
  • 出身大学:東京藝術大学
  • 担当科目:「保育表現技術(造形表現)」「初等教科教育法(図画工作)」「表現概論」

専門分野

美術(絵画)

日常生活における何気ない風景をテーマとした、顔料による平面作品の制作を主に研究を行っています。

主な研究業績

  • 積もり行く時間 第34回創画展 2007
  • ゆるやかに漂う 第34回春季創画展 2008
  • 本学における教育実習のあり方 上田女子短期大学 実習年報 2007

研究教育活動

表現と言う側面から子どもをどのように捉えていくのかについて、研究を進めている。幼児期における造形活動のあり方について授業をおこなうとともに、様々な素材を使った造形活動のワークショップの実践も行っています。

稲富 憲朗 講師

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:文学修士
  • 出身大学:久留米大学
  • 担当科目:「児童家庭福祉論」「社会的養護」「社会福祉援助技術」

専門分野

社会福祉学

社会的養護分野(乳児院・児童養護施設など)。様々な理由で家族と離れ、施設で暮らさなければならない子どもたちの育ちの保障、家族支援や親子の関係性支援、養育環境としての今後の施設形態と養育論、人材養成等の今後の課題について考えています。

主な研究業績

  • 「児童養護施設改革への課題と展望~被虐待児へのかかわりから見えてくるもの~」久留米大学大学院 比較文化研究科修士論文2004年
  • 「家庭支援専門相談員の役割」全国社会福祉協議会出版「月刊福祉」2008.9月号
  • 「一人ひとりの子どもをトータルに支えるとは」全国児童養護施設協議会季刊誌「季刊児童養護」41(2)2010年

研究教育活動

社会福祉士・日本社会福祉学会・日本学校ソーシャルワーク学会

中村 理美 講師

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(教育学)
  • 出身大学:佐賀大学大学院
  • 担当科目:「重複障害・LD等の心理・生理・病理」「障害児保育」「特別支援教育実習」

専門分野

特別支援教育

知的発達症や発達障害、特に学習障害(LD)のある児童生徒の読み書き支援に関する研究を行っています。

主な研究業績

  • 「小学2~6年生における漢字書字低成績の背景要因に関する研究」特殊教育学研究55(1),1-13,2017
  • 「知的障害児における自己肯定感の調査法に関する一考察」西九州大学子ども学部紀要(9),1-8,2018
  • 「特別支援学級の担当教員に求められる資質・能力 ―佐賀市内の小学校におけるアンケート調査から―」西九州大学子ども学部紀要(14),1-8,2023

研究教育活動

日本LD学会、日本特殊教育学会、日本発達障害学会、日本ワーキングメモリ学会、日本発達障害支援システム学会、日本教育心理学会、九州心理学会

森谷 由美子 講師

学科todayの教員紹介ページはこちら

  • 学位:修士(医科学)
  • 出身大学:久留米大学
  • 担当科目:「生活基礎技能」「乳児保育」「こどもの保健Ⅱ」「保育内容(健康)」

専門分野

小児看護学

子どもたちが、健康管理行動を身に付けていくためには、何が必要とされているのか、そのための教育・支援についてをテーマに研究に取り組んできました。おもに、アレルギー疾患をもつ子どもとその家族に向けた支援活動として、アレルギー児を対象としたキャンプや家族とともに学ぶアレルギー教室などの開催をしています。そのほか、暴力防止、人権教育の視点から、中・高校生やその支援に取り組む団体に向けたデートDV防止教育にも取り組んでいます。今後は、児童福祉・教育分野における看護職の活動、多職種の連携についても考えていきたいと思っています。

主な研究業績

  • 「子どもの心とからだの危機対応ハンドブック(共著) 明治図書 2005
  • 慢性疾患をもつ子どもと家族の看護 日本小児難治喘息アレルギー疾患学会誌7(1) 117-182 2009
  • 小児看護とアレルギー疾患(共著) 中山書店 2011

研究教育活動

日本小児看護学会、日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会、M-GTA研究会、日本看護学教育学会所属デートDV予防教育活動(任意団体デートDV防止ふくおか)、小児アレルギーエデュケータ(日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会認定)