「世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している国際キャリア学科(ICD)では、2年生、3年生を対象に毎年度、前期と後期にビジネスの現場で学ぶインターンシップ(Business Internship)や実務研修を国内外の企業の協力を得て、実施しています。
今年度前期は、航空、ホテル、貿易、保険、メディアなどの企業や公的機関の協力を得て、昨年8月から9月にかけてインターンシップ、実務研修を実施し、3年生を中心に47名が参加しました。
今年度後期は、その一環として、2月第二週に株式会社スターフライヤー様と提携したエアライン研修を北九州空港に隣接する同社のトレーニングセンターで実施します。参加するのは3年生を中心とする28名で、主な研修内容は次の通りです。
〇客室乗務員養成訓練体験(機内サービス、機内アナウンス、緊急脱出訓練等)
〇ビューティ講座(メイク、髪型)、制服試着体験
〇講義(日本の航空産業の現状、SFJホスピタリティ、客室乗務員の業務、経営層からのメッセージ等)
〇施設見学(モックアップ、空港カウンターのバックヤード、SFJ本社客室部オフィス等)
本日は研修に先立ち、日本航空のご出身で、北九州エアターミナル株式会社の役員も務められた経営コンサルタントの今村裕明様を講師にお招きして、事前講習を開催しました。今村様からは日本の航空業界の現状と今後の見通しについて詳しく、分かりやすいご講義をいただき、学生たちは真剣な表情で聴き入っていました。
エアライン業界は2020年以降、コロナ禍で深刻な影響を受けてきましたが、今年度は採用活動を再開する企業が増えるなど、明るい兆しが見えてきています。国際キャリア学科4年生からも10名が航空会社から客室乗務員やグランドスタッフの内定をいただいており、この4月から入社します。エアライン業界志望の学科生たちにとって今回のスターフライヤー様と提携した研修は貴重な学びの場になると期待されます。