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2014.08.05

短期大学部英語科

イギリス・ロンドンから第二弾!:認定留学報告

第二弾!
イギリス・ロンドンに留学している、認定留学生、M.K.さんよりメッセージが届きました。
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tan_20140805_02.jpgロンドンに来て早いもので5ヶ月が過ぎ、毎日楽しくとても充実した日々を送っています。
出国当日、言葉の通じない国で1年間過ごすことができるのかとても不安一杯の気持ちで家族や友人に手を振り飛行機に乗り込んだことがつい昨日のことのように感じます。 
日々の生活の中で学びを得ることは大変多く、試行錯誤しながら「自分はどれくらい成長できたのか」と常々自分に問いかける毎日に憂いを感じながらも、成長を実感したときには大きな喜びを感じることができ、とても幸せです。

留学に来て学んだことといえば、まず始めに何と言っても“文化の違い”でしょう。私の通っている語学学校にはヨーロッパ圏はもちろん、中東圏等、日本ではあまり接する機会がなかった世界中の国の人々が来ています。ですから、授業を受けたり話をしたりしていて、文化の相違点を身をもって感じることができます。毎日新しい発見をすることはとても興味深く、留学に来てよかったとこの上なく感じさせてくれることの一つでもあります。特に宗教的概念の違いは、宗教に最も関心のない民族と言っても過言ではない日本人の私からしてみればとても面白く、驚きの連続です。

それから、“考え方の違い”もこちらに来て多く学びました。授業中、先生が言っていることがわからないとき、私はいつも流してわからないままにしていましたが、友人たちは私とは正反対で、1単語でも理解が出来なかったら手を挙げ「What does it mean?」と必ず聞き返します。
また、先生が私たちに問いかけてきた際、誰も答えないというのは日本ではよくある見慣れた授業風景ですが、ここでは違います。みんなが次々と自分の発言に自信を持って発表をするのです。このことについてスペイン人の友人と話をした際、その友人から言われた言葉は、

「聞かれたことに対して答えるということは人として当たり前のことだよ。聞かれて答えられないっていうのは相手の話を聞いてなかったってことで、発表したことが間違っていることよりも遥かに恥ずかしいことなんじゃないかな?」

というものでした。この言葉は今でも決して忘れることができない、また、後の自分を大きく変えてくれる言葉となりました。この言葉のおかげで今では積極的に発言をすることができるようになりました。

また、ある時、このような経験もありました。それは授業で自国の文化について意見交換をペアワークとしてしなければならない時のことでした。サウジアラビアから来た男の子が、そのときペアだった日本人の子に「日本人は自国についての知識がなさすぎる。海外に来ているのに自国の文化や政治について語れないようじゃいけないよ」と言っていました。
それを聞いたとき、自分に言われているような気がして「このままじゃいけない」と思い、家に帰ってWikipediaを夜中まで見ていたことを思い出します。この言葉を言われたとき、悔しいという思いももちろんありましたが、それよりも焦りの方が勝っていて、それほどその子が言ったことは的を射ていて、返す言葉も見つからなかったのです。
友人たちは皆、自分の考えというものを持っています。そして、その考えを持つために、多くの知識を持っています。このことについてはいつも感心せられ、見習わなくてはと考えさせられます。
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tan_20140805_05.jpg留学に来て学ぶことは、英語はもちろん、このようにとても価値のあるものばかりです。ここに来て学んだことはお金では決して買えない、とても貴重なことばかりで、帰国後の自分に大いに役立つものであると信じています。
残りの日々もきっと毎日が勉強で、自分にとって有意義なものになるでしょう。ここでこのような時間を過ごせることに感謝して、一日一日を大切に、一回りも二回りも成長し帰国できるようにこれからも一生懸命頑張っていきたいです。