学科 Today

2014.06.13

国際英語学科

書籍紹介:川端清隆①

『イラク危機はなぜ防げなかったのか 国連外交の六百日』(岩波書店、2007年10月)
米国のイラク戦争はなぜ防げなかったのか。戦後の復興はなぜ迷走を続けたのか。本書はこれらの問いに、国連の視点から答える試みです。対象となる期間は、国連がイラク危機に本格的に関わった、2003年3月の開戦を挟んだ1年10か月です。この600日有余にわたる国連外交の全貌を、安保理協議や事務総長による交渉記録など、史上初公開の資料を駆使して詳細に検証します。そのうえで、イラク危機への対応から学ぶべき教訓を、国連事務総長の役割、先制攻撃と予防攻撃、復興の本質、単独行動主義と多国間主義、日本の対応、など具体的な争点に的を絞って論じます。