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2014.02.28

言語芸術学科

言語芸術学科の教育目標について

言語芸術学科オリジナルブログ に学科の教育目標について完結にまとめられた文章がありますので、引用して紹介させていただきます。

 

言語芸術学科は、言語芸術作品(文学や映画)を【教材】として使いながら、言語(日本語・英語)能力と思考力を徹底的に鍛え、何事にも臨機応変に対応出来る逞しい人材を育てることを【教育目標】においているリベラルアーツ系の学科です。【教材】と【教育目標】をリンクさせる【教育手段】として、フィールドワークなどの実践科目を豊富に備えています。

 「メロスは全く全力で走っていない」 
 先日、中学2年生が太宰治の『走れメロス』における記述を検証し、メロスの平均移動速度を算出。そして往路は時速3.9キロで走っていたのではないかという結論を導きだし、話題となりました。(「算数・数学の自由研究」作品コンクール(理数教育研究所開催)入賞作品より)
 
 文学作品を理数系の自由研究の題材にするという着眼点はとてもおもしろいですね。本来大学教育は、こういう柔軟な発想ができる人材育成に力を注ぐべきではないでしょうか。とくに文系は。

 言語芸術学科は、言語(日本語・英語)能力と思考力の徹底研磨に教育の焦点を置いています。
 特定のスキル取得のためのカリキュラムにはあえて背を向けている学科です。日進月歩で技術が進歩する社会では、今必要とされているスキルや資格が数年後にも通用するとは限りません。確かな言語能力と柔軟な思考力を備えた人材は、そういう時代の変化に合わせて、必要とされる環境に自ら対応していくでしょう。これはなにも、仕事やキャリア上のことではなく、結婚、出産、子育てなど、人生のあらゆる場面において必要な力(実践力)なのです。