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2024.02.22

メディア・コミュニケーション学科

シンポジウム「地域の風景を伝えつづける」を開催しました

メディア・コミュニケーション学科では、本年度、社会情報学会九州・沖縄支部と共催で、シンポジウム「地域の風景を伝え続ける 〜過去と未来をつなぐ場としてのアーカイブ〜」を開催し、本学科の学生も多く参加しました。

基調講演としてお招きしたのは、写真家の芥川仁さんです。

芥川さんたち9人の写真家による「水俣・写真家の眼プロジェクト」が2022年に発足しました。水俣病の被害者救済や二度とこのような公害を引き起こさないために、より深い社会科学的、医学的研究等に記録を役立てていくことを目指して、9人がそれぞれの視点で60年以上にわたって撮影した写真の共同的・横断的な保存・活用に取り組まれています。

シンポジウムでは、芥川さんがこれまで撮影してきた写真をみせていただきながら、撮影の様子や作品にこめられた想いなどをうかがいました。
参加した学生の感想を紹介します。

・「水俣病について撮る」だけではなく、水俣の周辺・風景についても写されているので、水俣病のうしろに見え隠れしている被害にあった人々の営みや人生について、多くのことを受け手である私たちが感じることができるのだろうと思いました(A.Rさん)。

・メディア(映像や写真)を通して、歴史や災害が切り取られることを考える大切さを改めて知ることができました。時代を語るうえで、メディアが重要なのはわかっていましたが、どんなメディアが残されるかで、語られ方も変化してしまうことがあるのだと気付かされました(I.Mさん)。

芥川さん、お忙しいなか本当にありがとうございました。


(学科Today 編集担当)