皆さんのなかには、これまでに海外留学の経験がある人、また、海外で育った人がいるかもしれません。ただ、多くの高校生は入試科目として英語を勉強してきたと言えるでしょう。日本にいると英語が使えなくても生活できるという意識が強くなりますが、グローバルに活躍するためには、英語が使えることが「必須条件」です。それでは、どのような勉強をしたらよいのでしょうか。国際英語学科には、英語学習のマインドを変える専門科目が多く準備されています。ここでは、次の2つの科目を紹介します。
■「English as a Global Language」科目
世界で一番多くの人が使っている言語は中国語です。世界人口を70億とすると、約13億の人が中国語を使っています。実は英語の母語話者は4億程度です。意外ですよね。ただ、英語は「世界語」と言われているように、公用語として英語を使っている人口が4億以上あります。インドやシンガポールは公用語として、そして香港でも英語が使われています。この他にビジネス等の目的で英語を日常使っている人たちが7億から10億はいると言われています。つまり、世界では4人に1人が英語を使っていることになります。ただ、このように様々な立場で、様々な地域で英語が使われているため、英語の発音や語彙が地域によって異なることもあります。「English as a Global Language」科目を履修すると、英語が世界でどのように使われているか理解でき、目から鱗の体験が期待できます。
■「Intercultural Communication」科目
ライフネット生命保険創業者で立命館アジア太平洋大学学長であった出口治明先生は次のように述べています。「文化は言葉です。たとえば、英語を勉強することで、アメリカ人のものの考え方をより深く理解できるようになります。...語学は単なる言葉の勉強ではなくて、外国人の発想や思考のパターンを理解する手段でもあるのです」(『自分の頭で考える日本の論点』pp.395-396)これはとても重要なメッセージです。仕事をするにしても、相手の文化や教養を理解することが大切です。誤解を生まないコミュニケーションを行うには、文化の違いを理解することが必要なのです。「Intercultural Communication」科目は、将来世界で活躍しようとする皆さんには必須の科目と言えるでしょう。
■ 世界で活躍する人からのメッセージ
世界で活躍する方々の英語観を書籍から紹介します。
1.『人生を面白くする本物の教養』出口治明(2015)幻冬舎新書
「仕事で使わないから英語は不要」という考えは井の中の蛙。英語力なしにグローバルな舞台へ出て行こうとするのは、クレジットカードや現金を持たないで海外旅行をしようとするようなものです。(p.220)
2.『「超」英語独学法』野口悠紀雄(2021)NHK出版新書
「英語がいらない会社」に未来はない。もしあなたが勤めている会社が、「英語ができなくても構わない」という会社であれば、その会社には未来がないと言える。(pp.26-27)
3.『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』中島聡(2016)文響社
あなたのやるべきことは英語を勉強することではありません。英語を使って何かをすることです。(p.230)
国際英語学科は、とにかく英語を楽しく学べる学科です。皆さんの夢を実現するお手伝いをします。将来はきっと明るい。"Not sure." を "Yes, I can do." に変える4年間となることを期待しています。国際英語学科は、学科の目標に賛同できる全ての皆さんをお待ちしています。Aim High, Fly High! Think Simple, Think Different, & Think EAGL!