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2023.12.26

メディア・コミュニケーション学科

授業紹介:サウンド・コミュニケーション

「学生がバンドを組んで演奏する授業があるらしい」という情報を聞きつけて、音楽室を訪ねました。
この日はリハーサルでの最終調整を経て、各グループのライブ演奏が行われるとのこと。

忠聡太講師が担当する「サウンド・コミュニケーション」は、音とコミュニケーションの関係を、電子楽器の演奏を通して学ぶ科目です。最終課題では受講生同士でバンドを結成し、作曲と演奏に挑戦します。

指定された4種類のリズムパターンを元に、3台のキーボードを使って、低・中・高音域にパートを分けて、一人ずつ音を重ねながら作曲を進めます。「間違えないように気をつける演奏が目的ではない。楽しむことが最優先」という先生からの指示のもと、本番ではそれぞれのバンドがオリジナル曲を披露しました。

~学生のコメントから~

・真ん中に演奏者が集まりライトに照らされていたため、ライブのような臨場感を味わえました。
・元々は全然知らなかった人もいるグループで、好きな音楽も違うのに、1つの曲になって完成していたことがすごいなと感じました。
・グループ内でアドバイスし合いながら曲を作り上げることができ、音楽を通じてのコミュニケーションってこういうことなんだなと思いました。
・どの曲もすごく味があってその人にしか奏でられない音を聞けて、魅力的な時間だったと思いました!
・どのタイミングで始めるか、どんな合図で終わるのか、どんな気持ちで演奏しているか。本番の演奏中、メンバー同士、演奏者と聴く人の相互のコミュニケーションがいかに大切かをひしひしと感じました。
・自分が考えてきた曲をみんなに聞かせる行為への抵抗がずっとあって苦痛でした。でも組み合わさった音を聞くと意外と良くて、結果オーライすぎました。バンドのメンバーと今までで一番の演奏ができたと思います。もっと大きい箱で演奏したいです。

授業の最後には忠講師から「自分たちで作曲をして、お互いに演奏しあう経験は、手料理を振舞う感覚に似ています。自分でつくったものを自分で味わい、『こんなものを作ったよ』と身近な人にお裾分けをするような感覚で音楽を楽しむことができたら、日々がもっと豊かになるはずです」との話がありました。

メディア・コミュニケーション学科では、日常的な感覚に根差したさまざまな実践的ワークショップに取り組んでいます。
 

(学科Today編集担当)