国際英語学科のミッション、2回目は "Think different" です。Apple 創業者の Steve Jobs が提唱したことで有名になりましたが、人と異なる視点からものを考えるというのは、いつの時代でも大切なことです。「全く新しい発想に立ったとき、目の前の景色が変わる！」 今回はこのコンセプトについて考えてみましょう。

国際英語学科では、2015年〜2023年までの9年間に231名の学生が留学プログラムに参加しました。これは学科の半数近くの学生数になります。しかし、それ以上に学科が大切にしていることは、「学内が英語コミュニティ」という発想です。海外に行かなくても英語を使う環境が学内にあるのです。①英語のスキル科目は100%、専門科目も学生の理解度に応じて英語で授業を行います。②学生と教師間の日常のメールのやり取りは英語で行います。③定期的に「EAGL NEWSLETTER」を英語で全学生にデジタル配信します。このように英語を使う環境が学内にあります。「海外に行かなければ英語が学べない」から「英語はどこでも学べる」へ！ Think different!

日本社会では強い個性は敬遠されることがあります。全員で協力して取り組むという発想は、ともすれば同調圧力に繋がります。Think different は、それぞれの考えを尊重することから始まります。人は皆異なる価値観を持っています。国際英語学科は異なる発想を尊重し、自分の考えを自由に表現しようとするマインドを支えます。そうした力を育成するためのクラスが2年間にわたる「Seminar」 科目（Junior & Senior Seminars）です。自分で研究テーマを選び、プレゼンテーションを通して研究成果を発表します。少人数クラスのため、教師の個別アドバイスやクラス・ディスカッションを通して確実に思考力が身につきます。その結果、卒業する頃には、自分の考えを英語で明確に表現することができるようになるのです。情報を鵜呑みにせずに疑って考える。「新しい発想に立ったとき、目の前の景色が変わる」を実感する2年間です。AI駆動の高度情報化社会にあっては欠かせない力です。Think different!