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2023.12.16

国際英語学科

国際英語学科のMISSION:① Think Simple

12月中旬になり、年明けの大学共通テストや各大学の入学試験が間近に迫ってきました。受験生は志望校の最終確認を検討してることでしょう。日本には国公私立を含め800以上の大学がありますが、「自分の希望を叶え、将来の夢を実現できる大学」は何処にあるのでしょうか。これから数回にわたり国際英語学科の特徴をお伝えします。今回のテーマは "Think Simple" です。

■ 海外の大学の入試状況

皆さんは学校で多くの分野を勉強します。また、日本の大学入試は国立大学に代表されるように試験科目も多いです。たくさんの分野に触れ膨大な知識を獲得することのメリットはあります。ただ、海外の大学でもそのような入試が行われているのでしょうか。英国(UK)では「A-level tests」が実施されますが、3つの科目で「Aレベル」を取得できれば、ほとんどの大学に入学できます。アメリカ(USA)では多くの受験生が「SAT」を受けますが、この試験が測定するのは「読解と数学」です。つまり、海外の大学の多くが、高校での日常の成績や活動、将来の目標なども含めた総合力を評価しています。したがって、高校時代に膨大な量の知識を暗記することは求めていません。日本も入学試験が多様化してきましたが、海外では思考力や総合的な能力を重視する傾向にあります。

■ 情報過多社会の悩み

現代は情報社会と言われています。毎日膨大な情報がメディアを通して流れます。ニュース番組にしても、地域の情報から、日本全国、そして世界の情報が紹介されます。この状況を加速させた要因は、1990年代に起こったインターネット革命でしょう。20世紀末から今世紀初めに、Google, Facebook, Amazon, Instagram, X(Twitter)など多くのプラットフォームが構築され、まさに膨大な情報が世界を駆け巡っています。個人が情報発信できる便利な時代になりましたが、情報の信憑性が疑問視されるようになりました。何を信じてよいのか分からない、情報に振り回されている状況です。そして2022年に OpenAI社が公開した ChatGPT によって、第3期AI革命が起こり世界に衝撃を与えました。

■ Think Simple

それでは、大学で何を学べばよいのでしょうか。国際英語学科は、高度な英語力を身につけて、多様化する社会に貢献する、という使命(Mission)を持っています。学びの柱として「国際関係・交流」「英語教育」「英語学」の3分野をおいていますが、それを越えて重視しているのが、①英語力、②思考力、③表現力の育成です。この3つの能力はグローバル社会にあって本質を見抜く力といえるでしょう。 Apple 創業者の Steve Jobs と共に働いた Ken Segall は "Think Simple" というコンセプトを唱えました。本学科は、少人数のクラスで、教師と学生がコミュニケーションをとりながら、問題を一緒に考えていきます。また、PowerPoint を使ったプレゼンテーションを繰り返しながら、思考を整理し、問題の核心を見抜く力をつけます。大学の4年間は瞬く間に過ぎていきます。1つでも将来にわたって使える力を身に付けましょう。国際英語学科の学生はこの力を付けるために学び、卒業生はこの力を発揮して活躍しています。Think Simple!