学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際英語学科
  5. 【Fly High! 】国際英語学科のエアライン・セミナー -2023年度の就職活動ご紹介 ⑥-

2023.11.07

国際英語学科

【Fly High! 】国際英語学科のエアライン・セミナー -2023年度の就職活動ご紹介 ⑥-

これまでの就職活動期に於いて、国際英語学科では様々な業界へ羽ばたいていく学生の就活支援をおこなってまいりました。このブログでは、2023年度の「国際英語学科エアライン・セミナー」に参加して、航空業界各社様より内定をいただくことのできた学生の、就職活動体験記をご紹介致します。

株式会社ジェイエア様より客室乗務職の内定をいただきました(A.M.さん 福岡雙葉高等学校 出身)

本ブログでは、A.M.さんの就職活動の一端に関する一問一答形式でのインタビューの結果について、ご紹介致しましょう。

Q:この度は、株式会社ジェイエア様より、客室乗務職の内定を頂くことができて、本当におめでとうございます。

A:ありがとうございます。

Q:まず、数ある業界の中から航空業界を志望した動機についてお聞かせください。

A: 一番の理由は、好きなことを仕事にできたら幸せだなと考えたからです。私にとって、旅行が生きがいで、旅行の日程に組み合わせながら日本全国で接客やイベント関係のアルバイトをしていたこともありました。そうした点から、航空業界の特に客室乗務職を志すようになりました。その目標を実現するために、大学時代はアルバイトの他にも英語力向上に繋がる国際交流ボランティアや、全く分野の異なる6つの資格試験の勉強にも勤しみました。特に、今回内定をいただくことができたジェイエア様は、2人乗務であるため、新人訓練直後から責任ある業務に携わることができる上、JALグループの中でもキャリアアップが早いことから、将来の見通しが立てやすいと考え、志望致しました。

Q: 今回内定をいただいた株式会社ジェイエア様で、客室乗務のお仕事に就く上での抱負についてお聞かせください。

A: 30代を目途に出産を考えていることもあり、キャリアアップは20代後半までにできたらと考えており、早期に先任客室乗務員を目指したいと考えています。そのために、まず入社後は業務の基礎を丁寧に身につけ、実務を通じて先輩方一人一人から多くの学びを得たいです。その後は、培った経験や知識を活かし、後輩社員にノウハウを伝える立場として活躍したいです。先の話になると思いますが、経済的に余裕ができれば、起業も視野に入れたいと考えたりしています。また、さらに先の話になりますが老後は音楽療法士の資格を活かして、客室乗務職とは異なる分野での仕事をしている自分も想像します。

Q: ありがとうございます。今回の航空業界を目指す就職活動で、一番大変だったことはなんでしょうか。

A:  日程調整が本当に難しかったです。航空業界の面接日は2日以上設けられており、まずは、職種と企業で優先順位を付けました。これは後輩や高校生の皆さんへのアドバイスですが、常にマイページを確認し、事前に試験日予約開始メールが届く日と時間までメモしておくことをお勧めします。面接希望日の変更期間の中で、志望度の高い企業から連絡が届いた瞬間、優先的に日程を組み直していく方法が良いと思います。また、私の場合は、混乱しないように毎日2社以上面接日程を組まないようにしていました。最初のうちは1日1社、慣れてきたら2社に増やすようにしていました。皆さんも、もしかすると私のように、優先順位を付けて日程調整をしていたにも関わらず、第一希望職種の中でも面接日程が重なり、究極の選択を迫られる瞬間や、いくつものエントリーシートの添削や動画選考の練習段階でエントリーを断念しそうになることもあると思います。そのような時、私は何度も周りの人から助けられました。就職活動全体を通して、誰か一人でも相談することができる人を作ることは大切だと思います。また、日程調整と同じくらいに大変だったのが情報収集です。私は、大学の進路相談担当部局が発行している受験報告書に目を通す以外に、OG訪問をさせていただきました。内定後の企業を比較する際にもOG訪問はお薦めです。

Q:  航空業界を目指す就職活動を通して、自分自身が成⻑できた点についてお聞かせください。

A:  いくつかあるのですが、a)学内に開設されたエアライン・セミナーに参加して、指導してくださった先生のおかげで文章力と自己分析力が培われたこと、b)体調管理の大切さを学べたこと、c)先々のことを考えて将来を見通す力が養われたこと、d)素早い決断力と、気持ちを切り替える力をつけられたこと、e)選考を通して人とのコミュニケーションの場が増え、相手に迷惑にならない範囲で、人的繋がりを作ろうとする力が培われたこと、そして、f)謙虚な姿勢と全ての人への感謝の気持ちを持つことの大切さを教えられました。

Q: 今回は国際英語学科の中に開設された、課外セミナーであるエアラインセミナーに参加されました。参加してみて、よかった点をあげるとしたら、どういう点が挙げられますか。

A: 魅力ある点を列挙しますと、a)まず、参加料が無料である点(笑)

Q:そのメリットは大きいですね(笑)

A: そして、b)授業時間以外でも自分の都合のつけられる時間帯に参加できる点、c)過去の確かな合格実績に裏付けられた効率的な指導カリキュラムがある点、d)同じ目標を持った仲間ができる点、e)選考当日、他の応募学生に圧倒されない精神力を保つことができるようになる点、f)英語にも強くなれる点(エントリーシートでは英文添削もして頂き、面接では英会話面接の練習もできました)です。そして何よりも、選考開始から終了まで長期間にわたり昼夜を問わずエントリーシートについての一言一句の添削をしていただいた、エアライン・セミナーの指導の先生には本当にお世話になりました。夜分遅くに提出してしまった文章にも早朝には返信が来ており、大変心が温かくなりました。何事も私たち生徒目線で考えていただけるため、本当に相談しやすい先生が国際英語学科のエアライン・セミナーで指導の任にあたっておられる点が、大きな魅力だと思います。

Q:最後に、同じように航空業界を目指す高校生の皆さんに、アドバイスなり、メッセージ なりをお願いします。

A:  実は私は、第一志望の航空業界に加えて、ホテル、旅行、美容、IT 業界等、計 30 社以上、様々な業界にも挑戦しました。他業種を含めた選考を通して、他社を通して見たからこその航空業界の良さを知ることができ、改めて自分自身の航空業界に対する志望度の高さに気付くことができました。皆さんの中には、航空業界以外、志望先は考えられないという人もいらっしゃるかもしれません。私自身、航空業界一つに絞って就職活動を集中するべきかと迷ったこともあります。ですが、複数の企業ごとにいくつものキャリアプランを立ててきたことで、楽しく就職活動をすることができました。ちなみに、航空業界と類似する接客サービス業であるホテル業界は、早期選考なども多く、毎年航空業界より前に募集が開始される傾向にあります。ですので、他業界や早期選考も検討する一つの利点として、余裕を持って自己分析をすることができ、その後、航空業界で第一関門になるエントリーシートも準備しやすい状態になります。また、私の場合、どの企業様からも内定を頂けなかった場合は、カナダにワーキングホリデーに行くことも本気で考えていました。転職者が少しずつ増えてきている近年にあって、時期を問わずに少し柔軟に構えて、志望する企業に何度でも挑戦しても良いと思います。私は今、社会人としてのスタート地点に立ったばかりです。日々新たな経験をし、歳を重ねる度に常に新しい目標を立て、自分を高めながら生きていきたいと思います。

Q:ありがとうございました。これからのご活躍を期待しています。

次回のブログでは、今回と同じく、株式会社ジェイエア様より客室乗務職の内定をいただきました、C.A.さん(宮崎県立宮崎北高等学校 出身)の体験記について、ご報告致します。