今年は例年にない暑さに見舞われた猛暑の就職活動期間にあって、国際英語学科では様々な業界へ羽ばたいていく学生の就活支援をおこなってまいりました。その中で、コロナ禍が峠を越えたこの2023年度、旺盛な求人が復活した航空業界へ進まれる学生を支援することを目的として、「国際英語学科エアライン・セミナー」を課外授業の一貫として、2023年3月に立ち上げました。そして、今年度は多くの学生が素晴らしい成果をあげてくれました。今回は、このセミナーでの取り組みの成果についてご紹介致しましょう。

■国際英語学科の航空業界就職実績

国際英語学科の学生定員数は60名で、そのうちの比率にして10%から、多い時では25%の在学生が航空業界に客室乗務員または空港での地上職員として就職しており、学科としても航空業界へ学生を送り込んでいく上でのノウハウと、実績を積んできておりました。2020年、2021年の2年間は全ての航空業界が採用人数ゼロを発表した年であり、国際英語学科としても苦渋を経験させられた2年間であり、長年の夢を果たすことのできなかった学生に対しては、言葉もありませんでした。2022年には客室乗務員、地上旅客係員の採用が限定的ながらも再開しましたが、国際英語学科としても本格的支援に踏み切れず、充分な成果を上げることができませんでした。そして、迎えた2023年度、過去に蓄積してまいりました航空業界就職活動支援ノウハウの活用再開を図るべく、改めて学科内にエアライン・セミナーを立ち上げました。

■職種別の内定実績

2023年度に航空会社様より内定を頂戴し、最終的に内定承諾書を提出できたエアライン・セミナー生は、客室乗務職員が8名、地上旅客係員が3名となりました。企業様別の内定状況は、下記の通りです。

客室乗務職員

地上旅客係員

■エアライン・セミナーの成果（最終成果のご報告）

2023年の書類審査通過率は80%以上と、一般に書類選考の通過率が平均で60%とされる水準を大きく上回ることができました。また、一次面接通過率は客室乗務職で90%超えを達成しましたが、これも一般に通過率が50%平均と言われる水準を大幅に上回ることができました。また、最終面接では地上職での通過率がやはり90%を超えるなど、エアライン・セミナーの取り組み成果を如実に示す高い通過率を達成することができました。

2023年度は13件の客室乗務職員の内定、14件の地上旅客係員の内定をいただきました。セミナー生の中には、複数の企業様より内定をいただき、最終的に内定承諾書を提出しましたのが客室乗務職員で8件、地上旅客係員で3件となりました。今後、このブログで、セミナー生一人ひとりから今年度の航空業界の就職活動を振り返り、教訓となったことなどをご報告させていただきます。

国際英語学科は、2014年に学科を開設して以来、今年度で10年目を迎えました。ここ数年間はパンデミックに見舞われ、残念ながらこれまで本学科の強みとしてきた、留学プログラムをはじめとする国際色豊かな学びの機会を十分に提供することができませんでした。状況好転の兆しが見え始めた昨今、withコロナ時代をもしっかりと見据えた新しい学びの視点から、今年度は国際英語学科の学びの原点に立ち返り、社会に旅立つ学生の皆さんを全力で支援しております。

皆さんの夢の実現のために、ともに国際社会へ向かって羽ばたきましょう。