金沢ゼミでは、卒業後実社会で活躍していくための力を付けるべく、社会人の方々と一緒に様々な活動を展開しています。
この夏休みには、島根県大田市大森町にある「大森さくら保育園」と「おおもり児童クラブ渡辺家」(学童保育施設)にて保育のボランティア活動を行いました。
この町はどんな町なのか。この町の方々はどんな方々なのか。若い世代が都会を離れ、この町に移住する理由は何か。他の町や村は過疎に悩んでいるのに、この町は何が違うのか。
もちろん、これらは番組を見ればある程度わかりますが、大切なのは、町の方々そして子どもたちと実際触れ合ってみて、そこから学生が自分なりの答えを「感じる」ことです。
そして子育てに関わる女性たちと学生が直接交流し、女性たちの「生きていく力」を学ぶこと。学生が一人の女性としてこれからの人生を歩んでいく上で、ごく普通の、でもとても素敵な人生の先輩たちが見せてくれる「生きていく力」はきっと、脳裏に焼き付き、必ず将来学生たちを助けてくれることでしょう。
これらが今回の訪問の主な目的でした。
そして、大森町の方々との交流。大森町は、町を想い、人を想う、あたたかい人たちが暮らす町。学生たちはわずかな期間しか滞在しませんでしたが、それでも町の方々が学生たちのことを覚えてくださり、道すがら声を掛けてくださったことに感動を覚えました。
当然のことながらうまくいっていることばかりでなく、町にはまだいろいろな課題が存在していると思います。それでも、全国の人たちの心を捉えて放さない何かがここにはあるからこそ、注目されているのだと思います。
ご縁を作ってくださった松場奈緒子さん、学生たちを預かってくださった「大森さくら保育園」と「おおもり児童クラブ渡辺家」の先生方、そして学生たちに何度も話しかけてくださった大森町のみなさま、短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。