臨床心理学専攻では、今年度も、臨床心理士・公認心理師として現場で活躍している修了生の声をお届けしていきます。心理支援の仕事の幅広さや、大学院での学びがどう役に立って行くのかを少しでも知っていただく機会になれば幸いです。
今回は、教育領域の臨床現場で活躍している14期生のMさんが寄稿してくれました。Mさん、ありがとうございました。
~臨床心理士・公認心理師として働く修了14期生C.Mさんからのメッセージ～
***現在の仕事について***
中学校内の適応指導教室で、不登校の生徒に教室・学校復帰と社会的自立に向けた支援を行っています。教職員をはじめ、地域の諸機関と連携しながら、会議や校内巡回を通して、子どもたちがよりよく学校で過ごせるようにサポートしています。
***現在の現場に活かされる本学大学院での学びについて***
振り返ってみると、実習や講義の時間だけでなく、大学院生活のすべてが学びだったと思います。人としてどのようにその場にいるのか、多面的にとらえること、人との関わり方や考え方の癖、周りに頼り頼られる大切さ…卒業してから「ああ、こういうことか」と思うこともあります。こうして色々なことに気づけたのも、安心して“内省”できる環境があったからだと思います。
大学院で出会った、先生・先輩・同期・後輩は、卒業してからも、様々な場面で助けて見守ってくれる存在です。
◎今後も、臨床心理士・公認心理師の現場で働く修了生について、随時紹介予定です。