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2023.07.31

国際英語学科

教職課程:教育実習を終えて

□ 教職課程履修者:教育実習を終えて

国際英語学科は「教育職員免許状」取得のための「教職課程」をおいています。この課程を修了した学生には「中学一種(英語)」「高校一種(英語)」の免許が授与されます。

最近、学校教員の仕事の大変さや教員不足に関する記事をよく目にしますが、そのような状況の中でも、「中学校の英語科教員になって、中学生たちに英語を学ぶ楽しさを伝えたい」という夢をもって勉強に取り組んでいる学生たちを紹介します。

2年次・3年次に「英語科教育法」の授業を履修し、外国語教授に関する理論や授業実践の技術を身につけた学生たちは、5月から7月の間に、3週間ほど実際の学校現場で教育実習を体験します。大学での学生生活とは全く違う教育経験を通して、「実習前よりも、教員になりたいという気持ちがさらに強くなった」という3名の学生たちの教育実習体験談です。

 

□ H. S.さん(鹿児島県立鹿屋高等学校 出身)

私は福岡市で教員になることを目指しているため、母校ではなく福岡市の中学校で実習を行いました。教材研究など、可能な限り事前準備はしていたものの、やはり不安は大きい中でのスタートでした。しかしながら、実習が始まると、授業準備や生徒指導などの大変さはありながらも、生徒が楽しそうに授業に参加してくれる姿や「わかった!」という声に、不安が楽しさへと変化していくのがわかりました。そして、教員という仕事のやりがいも感じることができました。私が実習を通して学んだのは、「常により良い授業を目指して努力を怠らない」ということです。教師は、生徒の成長を一番近くで見守ることができる魅力ある職業だと思います。生徒に信頼される教員を目指して、残りの学生生活でさらに自分を磨いていきたいと思っています。

□ H. H.さん(福岡県立伝習館高校 出身)

私は、自分の母校である中学校で、1年生を担当しました。実際の教育現場の忙しさは想像以上で、授業の準備や課題のチェックに加え、朝の会から給食時の指導、部活動指導まで、ほぼ休憩なしで生徒に関わらなければならないという現実を知りました。授業をするにあたっても、生徒の学力の差を考慮し、全員が参加できる授業にするにはどうしたらいいのかと試行錯誤の繰り返しでした。そんな日々の中でも「やはり、教員になりたい」と思うことができたのは、生徒たちのおかげです。生徒たちが一生懸命授業を受け、私が準備したアクティビティをみんな楽しそうにやっている姿を見て、教員のやりがいを感じることができました。また、先生方が連携し、全員で生徒たちを見守っておられる、その温かい姿に感銘を受けました。残りの大学生活では、教育実習を通して気づいた様々な課題に取り組み、生徒たちに英語を学ぶ楽しさを伝えられる教員になりたいと考えています。

□ K. H. さん(長崎市立長崎商業高校 出身)

私は母校の中学校で3週間教育実習を行いました。今まで大学の授業などで模擬授業をすることはありましたが、実際に生徒の前で教えるのは初めてだったので毎日大変でしたが、とてもいい経験になったと思います。特に、生徒から「わかった!」という声が聞けたときは「頑張って準備をしてよかった」と大変嬉しく、また達成感を味わうことができました。実習中は、教員の仕事量の多さや大変さを目の当たりにして、厳しい職業だなと思う場面もありました。しかしながら、生徒と授業や休み時間などで関わる中で、子供たちの成長を見届けることができる素晴らしい職業だと改めて感じ、教職に就きたいという気持ちが一層強くなりました。

国際英語学科には英語の教員を目指す学生がこの他にもいます。今後そうした学生達の声を紹介していきます。将来、英語教師を考えている皆さんは、ぜひ国際英語学科をご検討下さい。