学科 Today

2023.07.19

短期大学部英語科

JAL客室乗務員OG講演会

短期大学部では就職を希望する学生の多くが航空業界を目指します。このためAirline Seminarという業界に関する知識を身につけたり、就職試験合格のために必要な身だしなみや面接マナーについて学んだりする授業もあります。また例年卒業生で現役の客室乗務員 (CA) を招き講演会も開催しています。2023年7月15日 (土)は、福岡女学院大学国際キャリア学部の卒業生で現在JALで客室乗務員としてご活躍中の西村沙也佳 (にしむらさやか) さんに短大1年生の前 (今回は高校生も若干名参加) で講演していただきました!

お話はご本人の自己紹介から始まり、JALの企業紹介を兼ねたクイズが続きました。
「様々な航空機のうち、最も大きな機種は?福岡に多く就航している機種は?」など普段何気なく利用している飛行機にも用途や就航都市により様々な使い分けをしていることが分かりました。

次にCAのお仕事紹介がありました。乗客が搭乗する前と飛行機を降りた後のCAのお仕事は長年の謎でしたが、フライトの航路や揺れ予想、路線によっては富士山が見えるタイミングと方角などについても情報共有があるそうです。帰社後も機内販売の売り上げを計上したり、フライトの反省をしたりと地上での仕事も大変そうです。意外だったのは機内で一緒に仕事をする他のクルーとは毎回初対面であるということ。JALともなるとCAの数も多いため一期一会なんですね。持ち物も昔とは違い、今はマニュアルが入ったiPadを携帯しているとのこと。空の上もペーパーレス化が進んでいるようです。

お話いただいた後は、司会を担当する2年生や聴衆の1年生との質疑応答の時間がありました。前髪をどうやってまとめているのかなど素朴な質問からCAを目指した理由、業務上最も大変なことは何か、気を遣っていることが何かまで、CAを目指す学生にとってはどれも有益な質問に的確にお答えいただきました。

講演会終了後、西村さんの前には個人的に質問がある学生の列ができました。最後は英語の機内アナウンスまでご披露いただき、学生は目を閉じてパリ行きの国際線に搭乗している自分を想像しているような風景でした。

ここ数年、航空需要の落ち込みにより新卒採用を中止していた航空会社もありましたが、回復に伴い採用活動がまた活発化することを願っています。