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2023.06.19

現代文化学科

【金沢ゼミ】ゼミビブリオバトルを開催!

 金沢ゼミでは、企業との協働プロジェクトを通じて、社会に出て仕事をする上で必要な基礎的な能力を身に付け、将来社会で活躍できる女性になること、また自らの将来を自らの力で切り拓ける女性になることを目的に活動しています。

 先日のゼミでは、3年生・4年生合同でビブリオバトルを実施しました。ビブリオバトルとは簡単に言えば本の紹介コミュニケーションゲームのことで、下記のルールに基づいて行われます。小学生から大人まで、誰でも楽しめるゲームです。

【公式ルール】(「知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト」より)
 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
  1. 順番に1人5分間で本を紹介する.
  2. それぞれの発表の後に,参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分間行う.
  3. 全ての発表が終了した後に,「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員が1人1票で行い,最多票を集めた本をチャンプ本とする.

 当ゼミでは、学生が書籍に触れるきっかけを作ること、さらに本を紹介するプレゼンテーションを行うことによって、自分の思いを相手に伝えるコミュニケーション能力の向上を図ることを目的として、今年度は3年生を中心にビブリオバトルに取り組んでいます。

 当日の発表者は4年生も含む8名で、熱いプレゼンテーション合戦が繰り広げられました。5分という短い時間のプレゼンテーションによって、いかに自分が紹介する本を読んでみたいと思ってもらえるか。初めてその本を知る人に対し「読んでみたい!」と思わせるまで心を動かすのは、とても難しいものです。各発表者はとても緊張したようですが、「みんなに読んでほしい!」という想いは、ゼミ生全員によく届いたようです。

 またビブリオバトルには、「人を通して本を知る、本を通して人を知る」というキャッチコピーがあります。本を紹介する中で、発表者の考えや感じたこと、さらには発表者自身の経験が紹介されることはよくあること。ビブリオバトルとは本を知るゲームですが、本を紹介してくれた発表者の「人となり」も知ることが出来るのです。

 発表を聞いた学生から、こんな感想が寄せられました。

「一人一人紹介する本が違って、発表する内容が違うだけでなく、発表の仕方や話し方でも個性がみえる発表だったと思います。本を通して発表する人の人柄までも見ることができ、思った以上に聞いているだけでもワクワクして楽しい時間でした」。

 その通りですね。バトルとはいえ、それぞれの学生の人柄が感じられる、とてもあたたかいバトルでした。

 そして学生による投票の結果選ばれたチャンプ本は、『ニューヨークの美しい人をつくる「時間の使い方」』でした。みなさんも読んでみませんか?

 3年ゼミ生は夏休み以降、それぞれの地元に近い公共図書館で開催されているビブリオバトルに出場する予定です。他大学の学生や社会人の方々と戦うビブリオバトル。どんな結果になるのでしょうか。楽しみです!