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2023.04.19

メディア・コミュニケーション学科

新任教員:藤山智子准教授のご紹介

メディア・コミュニケーション学科では、日本語教員養成コースを主に担当する藤山智子准教授と、デザインが専門の渡辺学講師を新たに迎え、新年度をスタートさせました。

今回は藤山先生へのインタビュー記事をお届けします。

-専門分野を教えてください

日本語教育です。日本語学校や大学で留学生に日本語を教えてきました。また、留学生に日本語を教えるうちに、語彙の習得に関心を持つようになり、大学院に入って中国語母語話者の日本語の漢語習得について研究するようになりました。中国語母語の学生たちは漢字で書いてある日本語の単語は意味もすぐ分かるし勉強しなくても大丈夫と口々に言うのですが、言葉の使い方が不正確なことも多いし、「ちゃんと意味が分かってるってほんと?」と思うことも少なくなかったのがきっかけです。語彙の学習というと意味を覚えることが中心ですが、使いこなせるようになるために必要な知識や練習方法が明らかにできればいいなと思っています。

-本学科の学生に対する印象を教えてください

明るくて素直、おっとり、ふんわりしているようだけど芯がある、という印象です。そして、礼儀正しいですね。学内を歩いていて、たくさんの学生が「こんにちは」とあいさつしてくれます。日本人学生はもちろん、留学生にも同じような印象を持っています。

-藤山先生はどのような学生でしたか

1、2年生の頃はのんびり、ふんわりした学生で、特に将来の目標や夢というのもなく友達との交流や、クラブ活動(美術部)に熱心だったと思います。図書館が大好きで、書架の間をうろうろしながら、当時の自分には(たぶん今の自分にも)理解できないような難解な本を背伸びして借りては最後まで読めずに返却するということを繰り返していました。大学3年生のとき、ゼミの指導教員から日本語教師という仕事についての話を聞いて「日本語教師になろう」と思い、大学4年生になって日本語教師養成講座に通いはじめてからは日本語や言葉に関する勉強がおもしろくなって、ちょっと頑張るようになったかなと思います。

-学生のみなさんへ一言メッセージをお願いします

学生時代の私は今の私をまったく想像していなかったと思います。大学時代の友人や先生との出会い、日本語教師という仕事との出会い、仕事を通じた人々との出会い、思い付きや偶然やタイミングが積み重なって、気が付いたら今、ここにいたという感じです。何かにこだわって、熱中してあきらめずにやり通すのもよし、その時々、興味が向くままにいろいろなことにトライするのもよし。バリバリやるのも、のんびりゆったりやるのもどちらもいいし、両方を行ったり来たりするのもいいと思います。そのとき、そのときの自分を大切にして、今・ここでやりたいこと、やれることを積み重ねていくことがいいのかなと思っています。


藤山先生、ありがとうございました。

(学科Today編集担当)