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2022.12.05

メディア・コミュニケーション学科

編入生インタビュー 【福岡女学院短期大学より編入】  T・Yさん

福岡女学院短期大学よりメディア・コミュニケーション学科へ編入学した3年のT・Yさんへインタビューを行いました。

編入学を選択した理由や、学科での日々について、T・Yさんにたっぷりお話いただきました。

-メディア・コミュニケーション学科に編入しようと思ったきっかけを教えてください。

いくつか理由はありますが、自分の興味のある分野について多面的に学ぶことができる学科だからです。

私は短期大学時に参加したインターンシップや企業の説明会で、デザインの編集・制作やテクニカルサポートなど、コンピューターを使って人と関わる仕事の楽しさに触れ、「将来はIT企業に携わりたい」と思うようになりました。

また短大で英会話の分析や意図を読み解く授業を受けた際、言葉によるコミュニケーションについても興味がわき、特定の分野に限らず興味のある分野について広く学べることができる大学に編入したいと考えるようになりました。

学科には「広告論」「映像論」「情報処理」など、企画やマーケティング、ITに関わる知識を学べる科目や、「社会言語学」や「ことばとコミュニケーション」といった言語について学べる科目もあり、メディア・デザイン・コミュニケーションの3分野を学べるというところにとても惹かれ、ここしかないと思い編入を決めました。

-編入後をふりかえってどうですか?

短大在学時には多くの課題をこなしたり資格を取得するためにひたすら勉学に励む時間が多かったのですが、編入後は自分で課題を見つけ、自分自身の考えについてじっくり向き合う時間が増えたように思います。

私が所属している池田理知子先生のゼミは、あるテーマについて自分で課題を見つけて発表をするのですが、自分の意見も言い易く、ディスカッションでは仲間の意見に触れる機会も多くあり、新たな視点を得られてとても楽しい時間を過ごしています。また今まで現代社会に関わる問題を批判的に読み解くという経験がなかったのですが、ゼミに入ってからニュースや身の周りのことについて、自然と自分なりの考えや疑問を持てるようになりました。

-印象に残っている授業を教えてください

2つあるのですが、1つ目は林田真心子先生の「アナウンス表現研究」がとても印象に残っています。自分の声で話すことがあまり得意ではなかったのですが、ニュースや朗読、ラジオ制作などの実践を通して楽しく授業に取り組むことができました。ただ相手にものごとを伝える手段としてアナウンスを扱うのではなく、物語に命を吹き込むことを意識したり、声をめぐるさまざまな表現方法を通じてアナウンスのたくさんの可能性に触れることができました。

その他にも池田理知子先生の「コミュニケーション概説」もとても印象に残る学びが多くありました。授業を受ける前まで、私にとっての「コミュニケーション」は人と人との関わりの中にあるものでしたが、たとえば鉛筆や時計といった身の回りにあるものと私たちの関わりや、過去の人びとが生きた証を現代に語り継ぐという営みも私たちをめぐるコミュニケーションのひとつのありかたであることを学びました。これからさらにコミュニケーション学についての学びを深め、私にしか書けないような卒業研究を執筆したいと考えています。

学科での授業を通して、毎日新しい知識を得られることがとても新鮮で充実しています。

-最後にメディア・コミュニケーション学科の後輩にむけてメッセージをお願いします。

もともと私はグランドスタッフになりたいという思いがあり、それ以外の道は全く考えずに短期大学に入学しました。コロナ禍で航空業界の採用が中止になり、一度は目の前が真っ暗になりましたが、改めて自分に向き合い、何に興味があるのか、何を学びたいのかをじっくり考えた結果、編入という新たな選択肢にたどり着きました。

変化の多い時代なので、思い描いたように進めず、自信をなくしてしまうこともあるかもしれませんが、「あたりまえ」とされるありかたにとらわれ過ぎず、柔軟に多くのことを学びつづけると、それが自信につながると思います。何事も前向きに考え、時には視野を広げて新たな挑戦に臨んでみてください。応援しています。

 

T・Yさん、ありがとうございました。

(学科Today編集担当)