国際英語学科では、2年次にStudy Abroad や Short Overseas (コロナ禍で一時中止していましたが2022年度後期より再開)など、実際に留学をして現地で学ぶ機会も設けられていますが、学科の取り組みの一つとして国際英語学科（平田ゼミ）では、通常の学習に加え、海外の大学生とオンライン語学交流（Online Language Exchange）を行っています。2022年度もカナダのブリティッシュコロンビア州ケロウナにあるUniversity of British Columbia Okanagan (UBCO)の高崎先生のクラスで日本語を学ぶ大学生の皆さんと国際英語学科で英語を専攻する学生をオンラインのプラットフォーム上で繋ぎ、国際交流・協働学習の場を設けています。

この取り組みはそれぞれの学習言語を実際に使用する場を提供したいという想いから始まり、毎年学生同士を繋ぐ場を設けて実施しています。近年、特にコロナ禍を機にビジネスの場面においてもオンライン会議の増加や、Web 会議やチャットを同時に行うなど面識のない方とでもオンライン上で意思疎通を図る機会が増えていると言われています。大学に在学中にオンラインでの活動にも積極的に参加し、Web上での英語でのやりとりや会話に抵抗なく対応できるスキルを身につけることも国際英語学科の「英語を使って」世界で活躍を目指す学生達の将来に繋がるのではないかと考えています。今後も双方の参加学生の意見を取り入れながら有意義な活動となるように継続してOnline Language Exchangeの場を提供していきたいと思います。

現在、活動に参加中の学生の声(一部)を下記に紹介します。

「今回参加してみて、自分が実際に海外で生活している人と話してみて自分の英語がどの程度通じるのか、わからない単語は英語でなんというのかを知る機会に繋がりました。これまで学んできた英語は勉強のためで実際にそれが使われているのかわからないままでしたが、実際に海外の人と話すことで英語の崩した言い方や、単語の使い方を知ることができたと感じました。また、UBCの学生が日本で気になっていることや勉強していることについて自分が答えたり教えたりすることで自国の文化を再確認したり、勉強のお手伝いができたりしました。」

 

「海外の学生と交流する機会を自分で作ることが難しいなと感じていたので、ゼミで交流の機会を作ってもらえたことが良かったです。また、話題も自分たちの興味のある話題を取り上げているので楽しいです。また、チャット形式で空いた時間に見ることができるので忙しくて時間が限られている時でも参加しやすいと思います。」

 

「相手が日本語を学習しているため、どんな日本語だったら伝わりやすいかを考えて日本語と英語を使って会話をしたことが新鮮でした。また相手の英語はナチュラルなので実際に使われている英語表現を学ぶことができました。」

 

「海外の学生と話せる機会はあまりないため自由にコミュニケーションをとれて嬉しいです。各トピックなどもあるので自分の好きな趣味や分野など楽しく会話できています。オンラインで英語を使って海外の学生と交流することができてよかったです。」

 

「オンラインで英語を使ってUBCの学生と交流することができてよかったです。授業内だけの交流となると、言語学習という点に力が入りすぎて、文章もお互い固い印象になりますが、授業以外でも自分たちの好きな時間で交流できるため、お互いに砕けた交流ができたような気がします。」

 

「アプリを使ってとても効率的な活動ができたと思っています。アプリを使うことで気軽に他の国の学生と交流できたり、特にマンツーマンで会話もすることができたのでよかったです。チャットでは、それぞれが共通の趣味の話もできていて、みんなとても楽しく活動できています。」