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2022.11.26

現代文化学科

【金沢ゼミ】「租税教室、道下美里選手・河口恵選手とのトークショー」開催!

 みなさん、こんにちは。金沢ゼミ3年生です。
 立冬を過ぎて朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、11/17(木)に金沢ゼミの3年生の運営による「租税教室、道下美里選手・河口恵選手とのトークショー」イベントを行いました。
まずは、このイベントに至った経緯をお話しさせていただきます。私たち金沢ゼミの3年生は、2年生の春休みに「先輩の仕事プロジェクト」を行いました。プロジェクトの内容は、社会で働く人生の先輩にインタビューしようというものです。

 そのプロジェクトで、あるゼミ生が、ブラインドマラソンの道下美里選手にインタビューさせていただきたいと考えました。きっかけは、そのゼミ生が、この世の中にはまだ障がいのある人に対する差別や偏見があると感じており、それはどうしたらなくなるのだろうと感じていたからです。そのことについて、道下美里選手の視点でのお考えをお聞きしたいと思ったのが一つ目の理由です。
 もう一つの理由は、道下選手は視覚障がいを理由に人生を諦めるのではなく、それを乗り越え、ブラインドマラソンの選手として活躍されているところに人としての強さを感じたからです。
 上記の理由を書いた依頼状を道下選手にお送りしたところ、快くインタビューをお受けしていただくことになったのです。

 そして、道下選手は同時期に税務署から税務署広報に関する依頼も受けられていたようで、その2つが合わさり、今回の「租税教室・トークショー」イベントを開催する運びとなりました。

 租税教室は、アイマスクを使用するか目を閉じることで、視覚情報が何もない状態で受講することになりました。初めての経験で新鮮に感じたと同時に、普段私たちはどれだけ視覚情報に頼って生活しているのか、ということを実感しました。また、税金がどれだけ私たちの生活に大きく関わっているのかを知ることができました。そして今はまだ浅い税金の知識を深め、しっかりと納税の義務を果たし、社会に貢献したいと思います。

 トークショーでは、「世間の差別や偏見」「人間としての強さ」に焦点を当て、道下美里選手と伴走者として活躍されている河口恵選手にお話を伺いました。どちらのテーマについても、ゼミ生が、お手紙を出した当初からお聞きしたかったことを道下選手・河口選手との会話を楽しむ中でお聞きすることができ、非常に充実した時間となりました。

 また、当日、ゼミ生は非常に緊張していたのですが、道下選手とお会いした瞬間に道下選手の素敵な笑顔と明るさに自然と惹きつけられました。私たちまで明るい気持ちになり、それと同時に安心感が生まれたことを覚えています。
 短い時間ではありましたが、御二方とお話しすることのできた時間は、私たちの人生の中で、かけがえのない時間となりました。道下選手と河口選手に出逢うことができたことは、私たちにとって一生の財産です。

 最後に、本イベントを開催するにあたって、私たちは試行錯誤しながら、準備を進めて参りました。私たちが、イベントの運営は初挑戦ということもあり、高い壁にぶつかったり、私たちの未熟さを痛感することもありました。しかし、そこで挫けず、イベントを無事に終えられたのは皆様のご協力があったからです。

 3月にお送りした依頼状からご縁がつながり、そのご縁によりさらに人と人がつながっていったことで、イベント当日を迎えることができたのだと感じています。今回だけに限らず、日頃から支えてくださる皆様への感謝の気持ちを忘れず、今後もひたむきに頑張っていきたいと思います!

 今後ともよろしくお願いいたします。