学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際英語学科
  5. 留学報告:A.K.さん(新宮高校出身)The University of Western Australia

2022.11.15

国際英語学科

留学報告:A.K.さん(新宮高校出身)The University of Western Australia

国際キャリア学部 国際英語学科では、2年次に「Study Abroad」という長期留学科目を設けており、成績などの履修条件を満たした場合、海外提携校への留学ができます。留学先と提携して行う成績評価によって単位(1学期間16単位、2学期間32単位)が認定されますので、休学することなく留学することが可能です。また、「Short Overseas」(6単位)という約5週間の短期留学プログラム(オーストラリア)もあります。

コロナ禍の影響で2020年度・2021年度は中止していましたが、2022年度後期からオーストラリアの西オーストラリア大学とサザンクロス大学への留学を再開しました。国際英語学科(EAGL)からは8名の2年生が選抜されて、留学しています。コロナ感染状況を見ながら、今後は提携校全ての大学への留学を計画しています。

以下は、オーストラリアのパースにあるThe University of Western Australia(西オーストラリア大学)に留学中のA.K.さん(2年、新宮高等学校出身)からの報告です。

現地での生活はいかがですか?

オーストラリアに来て間もないときは、どのように声をかけてコミュニケーションをとるのか、授業中に先生に質問することは恥じらいがありました。しかし、この大学で勉強している人は全員が目標を持って取り組んでいるので、日本では恥じらいがちな事でも、自分から行動をしなければなにも身に着かないということを感じ、より深い学びへと繋がっています。そして、生活面ではホストファミリーと話しているうちに自然と英語を使うことに慣れ、テレビで現地のニュースを見ながら感想を言い合い、日本とオーストラリアの文化の違いについてもまた学ぶことができています。

留学先にThe Univeristy of Western Australia(西オーストラリア大学)を選んだ理由は二つあります。まず一つ目は、テストの結果によってレベルごとに9つのクラスに分かれるため自分の能力に合った学習をすることで効率よく学び、自分のものにすることができると考えたからです。そして、二つ目はこの大学は自然に囲まれているため、様々なボランティア活動や地域の交流活動を通してより実践的な英会話を学べると考えたからです。

授業への取り組みはレベルによって異なりますが、文法を学びながら先生の授業を聞いて終わりなのではなく、新しい文法を使って自分自身の体験談や考えを交えデイスカッションを行うなどより実践的な学びとなるよう工夫されていると感じます。クラスの雰囲気としては、意欲の高い学生が多く、たとえ日本人同士であっても英語で話す雰囲気です。そのため、どんな人とグループを組み、活動するかに関わらず、日々充実した英語学習の一環となっています。

授業以外では、特にボランティア活動が留学経験の中で一番刺激をもらいました。私は、地域のお祭りにおいて、子どもたちの世話をするボランティア活動を行いました。その中で、オーストラリアで同じ大学のフランス語が母国語の大学3年生に出会いました。彼女は英語専攻だと話し、母国語が英語ではないに関わらず、現地の方と同じようにとても流暢に英語を話していました。その際に、あまり話すことに自信がなかった私は、彼女から「もし完璧に話せていたら語学留学のためにオーストラリアに来ていないのだから、思ったことは恥ずかしがらずに全て言うべきだ」とアドバイスをもらいました。私はそれを聞き、自信をもって現地の方に自分から友達を作るために話しかけ、互いに勉強として言語を教え合うというとても充実した学びの姿勢を身につけることができました。

留学することで何が勉強になりましたか。一番自分の強みになった点や変化した点を教えてください。

私の一番の強みとなったことは、何事も積極的に、自分の意見を発し、コミュニケーションをとろうとする姿勢です。私は、日本にでは自分の意見を二の次にし、友達の意見をまず尊重することが多々ありました。しかし、それでは自分の成長を妨げ、深い学びへと繋がらないと感じました。そのため、大切なことは友達と一緒に行動を共にすることではなく、自分の意思を貫き、たとえ初めての場所に一人で飛び込むとしても、失敗を恐れずに自分の正しいと思った道を進み自己主張をしていくことが大切だと感じました。