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2022.10.03

短期大学部英語科

第49回グレープカップコンテスト 初優勝!有明高等学校

出場高校生のみなさん、熱い感動をありがとうございます!!

グレープカップコンテスト49年の歴史に新たな1ページが加えられました。
熊本から参加の有明高等学校が初優勝を手にしました!

つなぐ短大、紡ぐ短大
短期大学部は高校生とつながります!

9月24日、本学エリザベス・リーホールにて、第49回グレープカップコンテストが開催されました。
例年より長い674words の課題文 “Everybody’s Free to Wear Sunscreen” を暗誦する高校生のみなさんの頑張りは素晴らしかったです!

Good Speaker 賞は、東筑高等学校の S. O. さんと、博多青松高等学校の M. F. さんでした!

流暢な堂々たるパフォーマンスでした!

東筑高等学校の S. O. さん

博多青松高等学校の M. F. さん

そして、優勝した有明高等学校の Y. Y. さん!
観客はみな、Y. Y. さんが表現する世界観に引き込まれました!

名選手の陰に名コーチ有り!
緻密な演技まで計算し、卓越した指導力を発揮した有明高校の宮上翔太先生にインタビューさせていただきました!

1 学外コンテストに参加する意義

英語教育の変動が激しい中で、自分の指導が正しいのかを確認する場になると考えています。多くの先生方と生徒たちが作り上げてきたスピーチを聞き、自分たちが作り上げてきたものと比較することで、自分の指導力を客観的にみることができました。
生徒にとっても、自分が知らない人達を前に英語を話す機会が与えられることによって、自信になったと思います。

 

2 生徒の指導時間、方法等

最初に意味の確認をし、夏休み期間で文章をすべて覚えることにしました。9月に入ってからは、朝に30分ほど、時間が合うときは放課後に1時間ほど練習をしました。毎回録画し、その録画を一緒に見直しながら、発音や表情、ボディランゲージなどに対して意見を出し合いました。

指導中最も心がけていたのは「個性をどう引き出すか」です。暗唱大会は参加者全員が同じ文をしゃべることになるので、ただ覚えたことを話すだけではもったいないと考えました。生徒(Y. Y. さん)は考えるというよりは、堂々と、自然にボディランゲージ等を活用できていたので、まさに「若さを楽しんでいるな(enjoy the power and beauty of your youth)」と感じました。その個性を損なわずに、最大限に引き出すためにどうすればいいかを考えた結果、あのスピーチが出来上がりました。

実は本番では、私も初めて見る表現がいくつか出てきました。私は練習の時からずっと生徒の発表を見てきましたが、本番の発表は初めて見るような感覚でした。指導者である私さえも、あの場では観客となることができました。感謝したいです。

 

3 グレープカップコンテストへの要望

公式サイトの審査基準の中に「body language」を追加していただけるといいかなと思いました。私たちは「表現」の中に含まれていると考えましたが、実際にbody languageを活用している参加者は少数だったので、そのような記述があると参加者の後押しになるのではと思います。より良い大会となるよう祈っております。

 

4 その他

三年前に初めてコンテストに参加をさせていただいたときに悔しい結果となり、出場してくれた生徒に申し訳なく、「もっとこうしておけば」と後悔したことを覚えています。生徒だけでなく私自身も成長できたコンテストでした。また機会があればよろしくお願いします。

 

宮上翔太先生にいただいたご回答を拝見し、生徒に真摯に向き合い、生徒の可能性を信じ、個性を尊重したご指導をされていることに深く感銘を受けました。
宮上先生、ありがとうございました!また来年もお会いできるのを心待ちにしております。
宮上先生だけではなく、他の先生方もハラハラしたり、手を握りしめたり、生徒に寄り添っておられました。

出場者のみなさんはもちろんですが、関係者の先生方、ご家族の皆さまの、この発表に至る努力と献身の日々を想像せずにはいられません。

審査員講評

発表後、審査員より各参加者へ発表に対するコメントやアドバイスが伝えられました。

以下、本学審査員の先生方から総評です。

ブライセチ先生

I was delighted to have our first Grape Cup Contest since 2019. This year's piece, Everybody's Free to Wear Sunscreen, was something different from years past and offered a unique challenge to the participants. Congratulations to all the contest participants for allowing us to bring back the contest and for entertaining us with your performances. I am looking forward to next year's contest too as it will be our 50th Annual Grape Cup Contest!

レイク先生

This year the level of the contestants was really high. Good job everyone! The winners were able to vary their intonation and stress and did a nice job of slowing down their speech to emphasize important words and phrases. Everyone gave a great performance and the difference between the winners and others was small.

ミリカン先生

Thank you for choosing to participate in this year’s Grape Cup contest! It was so fun spending the day with you! The piece was truly challenging and each and every one of you gave it your BEST EFFORT! I was inspired by your courage and warmed by your smiles! A big thank you to all the teachers, parents, ALTs and people behind the scenes who perhaps couldn’t join you for today's contest! You all deserve a big pat on the back! WELL DONE! As Lake 先生 pointed out, having the ability to slow down your speech at various moments was key. So please use today to improve tomorrow and I hope to see you again! 

 

高校生の皆さん、また来年お会いしましょう!!