4月に掲載した記事「これは何の授業でしょう」
同じ授業の6月の様子です。
スクリーンとモニターに映し出されている何かを読み込んでいます。担当教員も同じことをしていますが、学生と同じような姿がめずらしくもあり、その様子をみている学生さんもいました。
授業の一場面です。スクリーンやモニターに映し出されている図形を数十秒真剣にみています。
すると!・・・何かしらの変化や驚きが起こっているようです。
教室がざわめき、何が起こっているかの探求が始まっていきます。
「なんでだろう」「そういうこと?」「みようとすると何かがみえる??」
さて、これは何の授業でしょう。
・・・これは、本学の学びの柱である『子ども学』の2年前期科目「子ども学観察演習」でした。
子ども(児童)理解の基礎となる“みる”について、“みる”に関わる生理学的構造ならびに心的処理について学び、「わたし」が“みる”ことの限界や歪みについて学びます。そして観察室等における体験、実践、演習を踏まえ、子ども(児童)からみえる世界や観察者の影響などを体験的に理論構築します。さらに、それぞれからみえる世界を共有し、表現する手法を獲得することを目標としています。
担当は、心理学の教員2名と芸術系教員1名の3名です。
4月の記事は、子ども発達センター「観察室」「実習室(子育て支援室)」で観察に関わる実践を体験している様子でした。
1年から系統的にプログラムされている『子ども学』の学び。そして本学子ども発達学科オリジナルの学び。
なぜこの授業が必要であるかについては、4年後期のまとめとなる授業「子育て支援論」「総合実践演習(保・幼・小)」で実感することになるでしょう
・・・・To be continued.