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2022.08.25

現代文化学科

【授業紹介】スタディスキル・アカデミックリテラシー

 現代文化学科では入学した1年生が履修する必修科目として「スタディスキル」という授業があります。この授業はメディアリテラシーや引用・参照・要約等といった大学で学ぶためのスキルを身につけつつ、学科のキーワードである”文化”の多様性を学ぶことを目的とした初年次演習科目です。

 そして、スタディスキルで学んだ事柄を踏まえ、学術的な調査研究をおこなうために必要な知識や手法を習得するために、発表資料の作り方や資料を作るうえで大切な要約の仕方などを学ぶのが2年生の必修科目「アカデミックリテラシー」という授業です。

 「スタディスキル」「アカデミックリテラシー」の2つの授業では、ミニ講義と題してそれぞれの科目を担当する5人の教員が、それぞれの専門分野から文化の多様性や文化を学ぶ面白さを解説します!!今年のミニ講義のタイトルは以下の通りです。

<スタディスキル ミニ講義の内容>

・金沢先生「マクドナルドを知ろう」
・小林先生「日本の服飾文化」
・田中先生「観光、文化遺産、道」
・能勢先生「言葉と文化と物語」
・渡邉先生「奈良時代の文学について学ぶ―日本の文学の始まり―」

<アカデミックリテラシー ミニ講義の内容>

・池田先生「観光地のファンを増やすためには?」
・大國先生「こもれびとようかん」
・能勢先生「台詞—言葉が伝えるメッセージ」
・佐島先生「明治時代の女子教育」
・高戸先生「切れない木の話」

☆ミニ講義を受講した学生の感想を一部ご紹介☆

・今日の講義を受けて、何かやれば結果がついてくるというような時代は終わったと言うことを深く理解しました。ある他の授業で、お客さまがいることは当たり前なのではなくてありがたいことということを学び、そこにわざわざ足を運んでくれる人、またそのことを広めてくれる人がいることも理解しなくてはいけないなと気づきました。そのためにも、そこでしか体験できない「何か」があること、アピールすることの重要性も気づけたので、もしも観光業界についたときは、またそれだけでなく今のアルバイトでも、どうしたらお客さまにまたきて貰えるかを考えながら過ごしていこうと思いました。

・観光地においては、“誰”に観光地の“何を”伝えるかをしっかりと考えなければいけないということが分かりました。例えば、“映える”場所を売りにしたいならば、必然的に若年層がターゲットになります。その“映える”場所を、若年層が中々行かないところに作っても、全く効果はありません。作るとするならば、若年層が一定数訪れるような、あるいは訪れても問題なく受け入れられるような場所でなければ成功しない政策です。“この政策はここで本当に通用するものなのか”を見極めた上で、宣伝や整備をしなければ、費用が無駄になり、空回りにしかならないと思いました。

・リピーターを増やすことや熱烈なファンを増やす事が観光客を増やすために大切だということは授業を通して学びましたが、リピーターなどを増やす方法は分からず、ずっと疑問に感じていたのでグループワークやCMを見て実際に共感することが大切と身をもって感じることが出来たので次は共感するために具体的に何を行えばいいのかを考えてみようと思いました。

・今回の授業を受けて改めて観光地のファンやリピーターを作る大切さについて学ぶことができました。インスタ映えなど流行ばかりにとらわれて観光地をアピールしても一度行っただけで満足してしまう人が多く一時的なもので終わってしまうと思います。だからこそ、これからは地域に住む人のためにも旅行者のためにも質の観光に移行していく必要があると思います。また、ファンを増やしリピーターを作るためには、何をどのようにアピールするかが重要になってくると感じました。自分の身近な観光地や観光資源もアピールの仕方次第で観光の効果を持続的なものにできるのかなと思います。今の自分だからできることは何かもう一度考えていきたいです。

 ”文化”をキーワードに「観光文化」「交流文化」「日本文化」の3つの学びの柱から、幅広い知識を学ぶ現代文化学科。「スタディスキル」「アカデミックリテラシー」に加え、それぞれの分野の授業を自身の関心をもとに学んでいき、2年生後期からはゼミ活動が始まります!ゼミ活動を通して、自分が選択する分野の専門知識を学ぶこともまた、大学での学びの面白い点です!!