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2022.05.16

現代文化学科

【2021年度研修報告】エアライン研修が行われました

 現代文化学科の人気科目に「エアライン研修」という授業があります。この授業は航空産業の現場を体験しながら業界についての知識を深め、将来の就職を意識することを目的とした授業で、例年接客マナーや立ち居振る舞いを身につける講習や、航空会社や現役CAの方を講師としてお迎えして航空会社の業務を学ぶ講義の受講をし、実際に福岡空港や羽田空港での現地研修が実施されます。航空会社様のご協力のもとに作り上げた学科独自のプログラムであり、この研修に参加をした学生のなかから、実際にCAやグランドスタッフとして就職する学生も数多く輩出しています。
 しかしながら、2019年度の実施を最後に新型コロナウイルスの影響で研修は実施されておりませんでしたが、2021年度は感染対策を鑑みながら、福岡空港の現地見学とオンライン講座による2年ぶりとなる研修が実施されました!

 今回は感染対策に十分ご配慮を賜りながら、福岡空港を1日見学させて頂きました。午前中はANAの仕事内容を解説頂くとともに、2グループに分かれてラウンジや搭乗ゲート、カウンターなどを解説を頂きながら見学しました。
 午後からは国際線エリアや、国際線ランプ、そして貨物地区を見学させて頂きました。普段はなかなか見ることのできないセクションを解説を頂きながら見学し、航空業界の多様な仕事内容を知ることができました。
 1日の最後には質疑応答の時間が設けられ、学生一人ひとりの質問に丁寧に回答を頂き、1日を通して憧れであった航空業界の世界を様々なお話しや見学を通して具体的な目標となった学生となった学生も多く、充実した研修となりました。
 福岡空港見学の翌日からはオンラインによる講座が2日間行われました。「マインドチェンジ~主体的に行動する~」「グローバルコミュニケーション~異文化理解を深め相手を尊重する心を養う~」をテーマに各日学生同士のグループワークや、学びを実践するきの翌日からはオンラインによる講座が2日間行われました。「マインドチェンジ~主体的に行動する~」「グローバルコミュニケーション~異文化理解を深め相手を尊重する心を養う~」をテーマに各日学生同士のグループワークを通して、挨拶や言葉遣い等は実践を交えながらの講義となり、初めは緊張していた学生たちも次第に積極性が見られ表情も明るく、自主的に発言されることも多くなり、講師の先生方からもその成長にお褒めの言葉を頂いていました。
 今回の研修を受けて学生たちは、航空業界への関心をさらに深めるだけでなく、今後の学生生活でどのようなことをすべきなのか、明確な目標を定めて努力する決意を固めていました。今回の研修を通し、学生たちは一回りも二回りも成長を遂げたように感じます。学生たちにとって大変有意義な研修となったようです!!

 

 

★受講した学生の感想の一部をご紹介します!★

≪福岡空港での研修を終えて≫
・初めて知る空港内の車の説明はとても興味深かったです。また、空港内では様々な業種の方々が「飛行機を安全に飛ばす。お客様を安全に目的地までお届けする。」といった同じ目標を掲げてチームワークを持って働いていらっしゃる姿を見てとても私自身勇気をもらいました。

・今回の研修で一番印象的だったのはチームで仕事をしているということです。実際に飛行機が出発するまでの過程を見学して、グランドスタッフ、キャビンアテンダント、グランドハンドリングの方が一体となって安全に定刻で飛行機を出発できるようにしているのが上手く連携をとれていて素晴らしいなと思いました。見学中に北海道行の便で雪の影響によって時間通りに出発できないとなったときにグランドスタッフの方々が状況を共有してキャビンアテンダントの方に引き継ぎをしたりと、協力して成り立つ仕事だということが分かりましたし、もっと空港の仕事に興味が湧きました。

・学生のうちにいろんな経験をたくさん積んでおくといいというふうに伺ったので特別なものでなくても日常の中で様々なことに挑戦していきたいと思いました。 空港の施設見学では、普段見ることのできない裏側の部分まで拝見し、飛行機1便が飛ぶために多くの人が関わり、その一人一人が飛行機を定刻に飛ばすために工夫をされていることに気づきました。また、定刻に飛ばすために分刻みで計画が立てられており、ANAの職員の方々がお客様への心遣い、チームワークをどれほど大切にされているかを体感しました。ラウンジの見学をさせて頂いた際にも、足音に気をつけることやアロマを焚いて他の空間とは香りが違うことを教えて頂き、細部までお客様への気遣いをしていたことに感動しました。

≪オンラインでの研修を終えて≫
・ANAが大切にしている「何か役に立てることはないかという気持ちを持つこと」「相手の立場に自分を置き換えてみる」「先を読んで行動する」という3つのおもてなしの心掛けは今後の私生活やアルバイトで意識しようと思います。また、街で困っている人を見かけたときはまず優しくお声がけしようと思いました。第一印象もとても大切だと学んだので今回学んだことを活かしていこうと思います。 最後の質疑応答の時間で航空業界を目指す上で頑張っておいた方が良いことを質問した際、「沢山のことに挑戦して多くの経験を積んだ方が良い」とアドバイスを頂きました。そのアドバイスを忘れずに学生だから出来ることや、自分が興味があることに挑戦し視野を広げようと思いました。

・オンライン講座を通して、話し方というのを変えていこうと思った。私は、コミュニケーション力が劣っているという事を日頃から感じていたため、講座で行っていたように、ある困った方に対してどのように声をかけ対応していけば助けられるか、というディスカッションでは、最初はどの様に話の段階を踏みながら対応すれば良いか分からなかった。しかし、練習を重ねていくうちに少しずつ対応の仕方が理解できる様になった。これらを活かして、困っている方にもっと積極的に声をかけれるようになり、客室乗務員になる為の一歩を踏み出そうと思う。

・2日間のオンライン講座を通して、社会人の階段を登ることの大変さを感じました。しかし、これまで曖昧だったビジネスマナーを明確にしてくださったため、逆に精神的に楽になりました。「知らないことを知ったかぶり」するのが1番良くないなと思いました。またここでも、講師の先生方が「笑顔」を主にキーワードにされていて、やはり「笑顔」が大事なのだと感じました。また、「相手を思いやる気持ち」相手の立場に立ったらどうなのか・どうして欲しいのか、自分は相手の立場に立った行動ができているのか、というような考え方を身につけることができました。しかしこれらは実践できることで意味を成すものだと思うので、日頃からしっかり意識して行動したいです。ちなみに私事なのですが、アルバイトの研修に行った際、電話で受付だったのですが、その時のしっかりした言葉遣いや、コートは内側を外にして持ち、椅子と腰の間に置いて、バッグはしっかり床に置くといったことがしっかり実践できたので、自分自身とても成長を感じて嬉しく思いました。



謝辞 研修の実施に際し、研修内容から当日の研修・講座に至るまで全てにおいてご尽力いただきましたANAあきんど株式会社の皆さまに心より感謝を申し上げます。また、コロナ禍のなか感染対策を鑑みながら研修を受け入れてくださいましたANA福岡空港株式会社の皆さま、そして急なオンラインでの対応をお願いしたにも関わらず学生たちに多様な学びを提供いただきましたANAビジネスソリューション株式会社の皆さまにも心より感謝申し上げます。本研修にご理解とご協力を頂き、学生に学びの機会をご提供頂きました全ての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。