2022年3月21日（月）に高校生向け「Spring Mini OPEN CAMPUS」、入試合格者向け「招待イベント」を開催しました。参加された多くの皆様に感謝申し上げます。オープンキャンパスでは櫻田学科長が「国際英語学科の紹介」と題して学科紹介を行いました。20名の参加があり、高校生の皆さんが熱心に耳を傾けていました。

Two events, Spring Mini OPEN CAMPUS for high school students, and Welcome Invitation Day for admitted students, were held on Mon. 21 March 2022. We are grateful for the participants in these events. In the open campus, Prof. Sakurada, department chair, introduced the Department of English as a Global Language (EAGL) to the audience. Twenty students who participated in his lecture listened to his presentation in earnest.

進路相談コーナーにも将来の進路に関する相談がありました。英語を学びたい、国際社会で活躍するにはどうしたらよいのか、など具体的な質問がよせられました。受験生からの質問にはできるだけ具体的にお答えするようにしていますが、皆さんにお伝えしたいメッセージがあります。それは「誰でも悩んで当然」ということです。1つのエピソードを紹介します。

明治の文豪、夏目漱石（本名：夏目金之助）がまだ大学予備門の生徒であったとき、将来「建築」を学ぶことを考えていました。理由の1つは「飯の食い外れはないから安心だ」という職業選択の理由からでした。しかし、友人の米山保三郎という秀才から「君は建築をやるというが、今の日本の有様では君の思っている様な美術的の建築をして後代に遺すなどということはとても不可能な話しだ、それよりも文学をやれ、文学ならば勉強次第で幾百年幾千年の後に伝えるべき大作が出来るじゃないか。」と言われて漱石は自分の選択が「利害からの打算」だということに気付き文学を勉強する決意をしました。つまり、米山からの助言がなければ文豪漱石は生まれていなかったのです。

『定本　漱石全集』第25巻　談話（落第）より

 

将来の進路は大いに悩んでください。資格や就職はとても大切ですが、自分が学びたいことを学ぶことの方がもっと大切です。また、大学4年間は瞬く間に過ぎていきます。最もやりたいこと、大切なことに絞って4年間を過ごしては如何でしょうか。高度な英語力をつける、そのためには思考力を鍛えなければなりません。これには時間がかかります。しかし、このこと1つでも達成できれば、それは素晴らしいことではないでしょうか。

Please do not be afraid of thinking about your future. It is surely of great importance to study for certificates and jobs, but what is more important is to study what you really want to learn. Four years will pass instantly. Why don't you focus on the most important thing for you? To achieve advanced English abilities, you need to develop your thinking abilities at the same time. And it will take time to do so. Don't you think, however, that it would be wonderful to achieve the most important goal for you?

国際英語学科は夢をかなえたい皆さんを応援いたします。The EAGL will support those of you who are searching your dream and doing your best to make it come true.

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