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2022.03.19

国際英語学科

【授業紹介】コロナ禍での、ベトナム・オンライン交流会

本学の春季集中講義のInternational Fieldwork lllの中で、ベトナムのバリアブンタウ大学外国語学部日本語学科から、学生35名、教員5名の合計40名の参加のもと、オンライン文化交流会が催されました。交流会に参加した本学の学生5名(国際英語学科3年3名、国際キャリア学科3年2名)が、英語での大学紹介と、日本語での日本文化のプレゼンテーションを行いました。またベトナム側からは、バリアブンタウ大学のご紹介と、キャンパス活動に関するプレゼンテーションが、流暢な日本語で行われました。2時間にわたる交流会では、オンライン形式ではありましたが、質疑応答を交えた活発な意見交換ができました。

■本学とベトナム・バリアブンタウ大学

バリアブンタウ大学は、ベトナム南部のバリアブンタウ省に位置しており、男女共学の総合大学です。大学組織の中に外国語学部日本語学科があり、語学としての日本語そのものの学習や日本文化に関心を抱いているベトナム人学生が、日本語を学んでいます。バリアブンタウ大学と本学は、2020年1月に相互の学術・文化交流を軸とする包括的協力協定(MOU: Memorandum Of Understanding)を締結し、学術的親交と人的交流を図っていくことで合意されていました。ですが、これからというところでパンデミックの災禍に遭遇するところとなり、対面での交流の断念を余儀なくされておりました。

■オンライン交流会では双方からプレゼンテーション

オンライン交流会では、まず本学からの参加学生による大学紹介プレゼンテーションが英語で行われ、続いてベトナム側からは大学紹介と活動紹介が日本語で行われました。さらに、ベトナム側からの日本文化についての紹介を日本語で聞きたいというリクエストにお応えして、本学からの参加学生によって日本式礼儀作法、日本の新年行事、大相撲、古典落語、日本の祝日についての発表プレゼンテーションが行われました。ベトナム側からは多くの質問が出され、日本文化への関心の高さが窺われました。

■交流の継続を誓って

今回はオンライン形式ながら、ベトナム側から多くの学生、教員の皆さんの参加を得て、盛況のうちに学術交流会を催すことができました。両大学は、過去、既にMOU締結以前より対面での交流会を持っておりましたが、今年度は昨年度に続いてベトナム現地での対面交流会は実現できませんでした。来年こそは対面での交流会の復活をとの思いをお互いに共有し合いながら、お別れの挨拶を日本語で交わしました。

■オンライン交流会を終えて

Y.Mさん

国際キャリア学部国際英語学科 3年

私は、International Fieldwork lllの授業を通じて、海外の方に日本文化を伝えることの楽しさに気づくことができました。今回、私は落語の紹介プレゼン、及び実演に挑戦しましたが、落語はベトナムにはない日本独自の文化であるため、最初はきちんと伝わるだろうかと心配していました。しかし、交流会では「落語はベトナムには馴染みのない文化だからこそ興味がある」と耳を傾け、プレゼンや実演を見てもらえてとても嬉しかったです。仮に、交流会の場で落語の全てが伝わっていなかったとしても、バリアブンタウ大学の皆さんが落語を知るきっかけができたり、「落語は面白いもの」という雰囲気が伝わったりしていれば、それだけで私があの場で実演した価値はあったな、と思えました。今回の経験を活かし、今後の海外活動においても、積極的に日本文化について伝えていく姿勢を持ちたいと考えています。そのためにも、私自身が様々な日本文化に触れて学び、それをどのように海外の方に伝えられるかを常に考えるようにしたいです。また、今回のバリアブンタウ大学の皆さんの「興味がある」「知りたい」という姿勢は、文化を伝える側としても「こちらのことを知ろうとしてくれている」ことが感じ取れました。私もその姿勢を見習い、海外の馴染みのない文化に対して「分からない」ではなく「興味がある」「知りたい」という意識を持って接したいと思いました。  今回、ベトナムの現地に行くことはできませんでしたが、それでも授業を通して貴重な経験を積むことができたので、参加できて良かったです。

 

R.U.さん

国際キャリア学部国際英語学科3年

私は今年から留学をするため、他国の文化を知っておくことはもちろん、自分の国の文化について知っておくことが必要だと思い、その機会が得られるベトナムとの交流会に参加しました。そして、この交流会では、様々な新しい発見ができたと思います。まず、ベトナムの地形・言葉・文化について学ぶことができました。特に印象に残っているのが、ベトナム語です。ベトナム語はとても難しく、日本語とは違い、母音が何種類もあり、イントネーションもバラバラで、喋ることが難しいのはもちろん、聞き取ることも大変でした。次に、日本のマナーを再確認できました。私は、1人ずつ日本の文化を紹介する時間に、日本特有のマナーについて紹介しました。その中で、例えば、お辞儀の種類が実は3種類もあるということや、家に上がるときに靴を脱ぐ理由など、普段何気なく行っている動作の理由と背景を初めて知ることができました。新型コロナウイルスの影響で現地での研修が無くなったことは残念でしたが、オンラインでもベトナムの学生との交流を楽しむことができました。状況が落ち着いたら、ベトナムを訪れ、アオザイを着て、美味しいご飯を食べに行きたいと思います。

 

K.O.さん

国際キャリア学部国際英語学科3年

International Fieldwork lllでは、ベトナムの歴史や地勢、産業、言語、食などさまざまなことを学びました。その中でも私が印象に残ったのがベトナムの言語についてです。日本語と同じような発音と意味の言葉があることは知らなかったので、とても興味深いと思いました。講義では、実際に先生がベトナムに行った時の話を聞き、よりベトナムに行きたい気持ちが強くなりました。そして、日本文化のプレゼンテーションでは、どのようにしたらベトナムの学生に日本の文化を分かりやすく、興味を持ってもらえるかを意識して作成することが大切だと感じました。ベトナムの学生との交流会では、日本語学科の学生が日本語を楽しく学んでいたり、流暢な日本語で学校紹介をしたりしていて、嬉しく感じました。そして、私たち日本の学生があいさつや自己紹介をベトナム語でした時に、ベトナムの学生たちが反応してくれたことが嬉しくて、お互いの言語で繋がることの楽しさを学びました。今後は、海外に行けるようになったらベトナムに行き、今回の講義で習ったベトナムの言語で現地の人と会話したり、ベトナムの食べ物を食べたり、街並みを肌で感じたりしたいと思います。

 

R.T.さん

国際キャリア学部国際キャリア学科3年

今回はベトナムの大学との交流というのがメインの授業だったのですが、私はスケジュールが合わず、当日は参加することが出来ませんでした。しかし、ベトナムについての事前学習では初めて知ることが多く、楽しく授業を受けることが出来ました。1番印象に残った授業はベトナム語の日常会話です。初めて耳にする音が多く、発音が難しかったため正確に言えているか分かりませんでしたが、新しい言語を学ぶという点では新鮮で興味深かったです。コロナが落ち着き、海外旅行できるようになったらベトナムに行き、習ったベトナム語で話してみようと思います。

 

Y.M.さん

国際キャリア学部国際キャリア学科3年

このような海外の学生との交流は初めてでした。当日の交流会では、英語による女学院の紹介と学生それぞれが日本の文化に関するプレゼンテーションを行いました。本格的な交流会の準備の前にはベトナムについての座学も受けました。座学から、今までよく知らなかったベトナムを、先生の実体験を交えて楽しく知ることができました。また、ベトナム語も学び、声調が6つもあることや、簡単なフレーズを習得することができました。実際に交流会でベトナム語を使ってみるとベトナムの学生が反応をくれて、その時はうれしかったです。そして、ベトナムの文化はもちろん、日本の文化についても学生がそれぞれ違う文化について詳しくプレゼンすることで、改めて自国の文化を詳しく知ることができました。このフィールドワークは他国だけでなく日本について再度知ることができる講義だったと思います。

国際キャリア学部国際英語学科では、在学生の異文化交流の実践と国際感覚の研磨のための多彩な交流プログラムを用意して、グローバルシーンで活躍するキャリアパーソン形成を応援しています。