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2022.03.05

言語芸術学科

卒業生からのメッセージ① ~ 広告代理店に就職するN.Mさん

まもなく卒業を迎え、広告代理店に就職するN.Mさんに言語芸術学科での学びを振り返ってもらいました。

就職活動で活かせたこと

言語芸術学科では多様な言語文化を学び、文学や映画等を通して物事を多面的に見る思考力と、表現する力を身につけることができます。

この学科に所属したことで、私は他の大学や学科では学ぶことの出来ない知識や能力を身につけられたと思ってます。受け身の気持ちで学習するのではなく“自分で考えること”を大切にしている学科なので、“どのように思考し表現すべきか”ということを常に意識するようになりました。それは就職活動の面接で自己PRを行う際にも活かすことができ、自分の糧となっていることを改めて感じました。

言語芸術学科での「学び」の価値

社会は効率化が進んでいます。これまで人が行っていた作業を機械が行うようになってきました。これは、人がもっと自由に生きるための過程であるのと同時に、“人にしかできないこと”すなわち想像力や表現力などの真価が問われ、自分で考えて挑戦していく力がなければならない世界になっていくことを意味していると思います。

私はこの言語芸術学科に入り高校生までには考えてこなかった沢山の“なぜ”に出会いました。戦争はなぜ起こるのか、なぜ働くのか? 答えのない疑問をひたすら考えていく。そのようなことをちゃんと考えられる学生生活でした。私なりの答えを見つけ友人と話し合う度、広く多様な価値観があることを知りました。同じ学科の仲の良い友人、考え方が似ている人でも答えが異なることが多くありました。

多様な価値観から学び、自分を表現する

言語芸術学科は先生方の専門分野も授業内容も多岐にわたるため、集まる学生のタイプも本当にさまざまです。いろいろな個性から刺激を受け、学び合える環境でした。 答えは一つではないから、人に自分の価値観を押し付けることも押し付けられることもあってはならない。大切なのは、異なる考えを持つ人々と互いを認め合いつつ如何にして納得し合える答えを見つけられるか。社会で求められている課題をいつのまにか楽しく学んでいました。卒業後もこの学びは続きます。寧ろ、加速化していくでしょう。この学科で得られた“自分で思考し表現する力”“多様な文化に関する知識”などが役立っていくことと思います。

後輩たちへのメッセージ

なんとも真面目な話をしてしまって、これから入学する方が読んだら不安に思ってしまうかもしれません。「そんな思考力に自信はない…難しそう」と思う方もご安心いただきたいと思います。言語芸術学科では、大喜利から映画など楽しめる教材での学習が多く、面白い授業内容ばかりです。もともと周りに流されてばかりだった私でも、思考する楽しさを知ることができたのはこれらの授業のおかげだと思っています。 これからの入学生たちがこの学科で得られる学びは、社会が変わっても不変の価値を持ち続ける財産になると思います。学習しつつ、楽しみながら素敵な思い出ができるように、言語芸術学科の後輩たちを応援しています。
N.Mさん、ありがとうございました! これからの活躍を期待しております!