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2021.09.03

言語芸術学科

就職に向けての在学生の挑戦

4年生 A.T.さん

Q.言語芸術学科では、何を目指して頑張っているのですか?

私は中学校の英語教師を目指して頑張っています。

Q.何かきっかけがあったのですか?

 中学生の頃、東京旅行した際に、電車の中で外国人から道を尋ねられました。初めて外国人とお話をしたということで不安や緊張がありましたが、自分の知っている単語でゆっくり話しました。うまく伝えられたかどうかはよくわかりませんが、外国人とコミュニケーションをとることができたという嬉しさから、英語に興味を持つようになりました。

 また、中学生の時の英語の先生の影響が大きいです。先生には、学習以外でもたくさん相談に乗ってもらいました。私にとっては、第2のお母さんのような、感謝してもしきれないぐらいの存在です。先生にしていただいたことを、今度は自分が未来の子供たちにしてあげたい。そのような思いから、英語の教師になろうと思いました。

Q.目標を目指してどのように頑張っていますか?

 中学生のサポーターをしています。2年次には、春日中学校で実施されている「かすが塾」というプログラムに参加し、地域の方々や生徒と関わる機会が多くありました。3年次はコロナの影響で、実践する場がありませんでしたが、4年次の今は、志賀中学校からの依頼で英検講座を担当しています。私が担当しているのは、準2級を受験する中1から中3までの5人と、2級を受験する中3の1人です。すべてを任されているので、責任を感じています。

 講座は、最初は対面だったのですが、福岡県に緊急事態宣言が出されると、急遽、オンラインになりました。オンラインで講座をどのように展開していくべきかとても悩みました。生徒とのコミュニケーションを図りながら、全員、合格することを願いながら、日々、精進しています。

Q.言語芸術学科だからこそ学べたと思うことがありますか?

 「シンキングゲーム」という授業で、合理的思考や自由な発想などをゲームやクイズを通して学ぶことができました。物事を多面的・多角的にとらえ、偏った考えにとらわれない姿勢を身につけることができたと思います。

 また、上級生を含む合同授業がいくつかありました。先輩方はとても近い存在で、いろいろな面でアドバイスをいただくことができました。

 私が所属するゼミでは、意見交換が毎回あります。ただ、人の意見を聞くだけでなく、自分はどう思うのか、考えて発言しなければなりません。日本人はまわりと違うと委縮してしまうことがあります。他国と比べると、その部分が弱いと言われています。私は、たとえまわりとは違っていたとしても、自分の考えは言わなければ伝わらないことを学んでいます。

 言語芸術学科には、学外でのフィールドワークがたくさんあります。だからこそ、その分だけ、思考力や表現力が鍛えられたのではないかと思います。言語芸術学科は、言葉を通して私を強く成長させてくれる学科です。