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2021.08.19

言語芸術学科

オープンキャンパスへのご来場ありがとうございました!

猛暑の中、オープンキャンパスにご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

言語芸術学科では、模擬授業として、道行千枝先生の「イギリス文学散歩:シェイクスピア編」、松本健先生の「”ひらがな”を解読せよ! ~あなたの知らない"ひらがな"のパラレルワールド~」を実施しました。

「イギリス文学散歩:シェイクスピア編」を担当した道行先生からのメッセージを紹介します。

こんにちは。言語芸術学科の英語・英文学の科目を担当している道行(みちゆき)です。7月31日(土)のオープンキャンパスにて、模擬授業「イギリス文学散歩:シェイクスピア編」を実施しました。言語芸術学科の3年次科目「海外フィールドワーク」ではイギリスに滞在しながら文学ゆかりの地をめぐるツアーがあります。それをバーチャル体験していただこうと、今回は、文豪シェイクスピアの生誕地ストラットフォードを写真で巡りながら、作者の生涯や当時の暮らしについてお話しました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。参加者からのコメントを一部抜粋で紹介します。

 

〇 写真を見て、実際にストラットフォードの街並みを散歩したり、家や教会を見てみたいと思いました。シェイクスピアはなぜ作品を書こうと思ったのかが気になりました。
シェイクスピアがなぜ故郷を離れてロンドンで演劇の世界に飛び込んだのか、その動機はいまでも謎です。演劇は当時最大のエンターテイメントで、観客、役者、劇作家、興行主など多くの人びとを惹きつけていた産業でした。おそらくシェイクスピアの他にもたくさんの若者が地方からきらびやかなロンドン演劇界を目指して上京したのだろうと思います。

〇 大学の授業はどのようなものだろうと想像がつかなかったので、模擬授業を受けられて良かったです。先生の話が分かりやすくてとても楽しい授業でした。
はじめての大学での講義、みなさん少し緊張されていましたね。今日はあまりできなかったのですが、実際の授業では受講生とのやりとりを積極的に取り入れながら進めます。教員と学生、学生同士で意見交換しながら進められる少人数の授業が多いのは福岡女学院の特徴だと思います。

〇 海外フィールドワークについてよく知ることができ、より行きたい気持ちが強くなりました。シェイクスピアについて名前しか知らなかったので、彼の人生を知ることができて少し感動しました。
海外フィールドワークでは、シェイクスピアのほかに小説家ブロンテ姉妹や詩人ワーズワスにゆかりの地も巡ります。事前学習の授業でイギリスの文学・文化について知識を身につけていきますので、現地を訪れた時は感動もひとしおでしょうね!

〇 シェイクスピアにゴーストライター説や別人説などがあるとは思いもしませんでした。
別人説は今でも根強いです。シェイクスピアは本当はフランシス・ベイコンだった、という説を支持する人をベイコニアン(Baconian)、オックスフォード伯だった、という説を支持する人をオックスフォーディアン(Oxfordian)と言います。それぞれに学会があるくらい本気です。興味を持ったら、映画『もう一人のシェイクスピア』を観てみてください。シェイクスピアは同時代の貴族オックスフォード伯だった、という説に基づいて作られた映画です。私のゼミではこういう映画を見て「本当かな?」とワイワイ議論したりしています。

 

そのほかにも沢山コメントをいただきました。熱心に受講してくださり、ありがとうございました。30分の授業ではほんの一部しかお話できませんでしたが、いつかまたこの続きをお話できる機会が訪れることを願っています。ありがとうございました!

言語芸術学科では、その他にも言語芸術作品に関する様々なことが学べます。

8月21日に第3回ミニ・オープンキャンパスをオンラインで実施いたします。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。