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2021.11.11

子ども発達学科

【授業紹介】「子ども学総合演習」(山之内ゼミ)

 子ども発達学科では、学科の中核となる学問分野「子ども学」を全学年通して学びます。3年からは先生方の専門領域で分かれているゼミナール形式の授業を学生が希望し、各ゼミに所属します。3年次の「子ども学総合演習」がゼミの始まりです。

 今回は山之内幹先生のゼミ紹介です。山之内先生の専門は特別支援教育で、特に病弱・肢体不自由特別支援学校における教材・教具の開発や質的研究法による聴覚障害児のコミュニケーションの分析をしています。山之内ゼミでは障害児が楽しみながら学び、活動できる教材・教具、玩具の開発や障害児者も高齢者もみんなが一緒に楽しめるゲームやスポーツ(アダプテッドスポーツ)の開発などを行う予定です。今回紹介する内容は「小さな積み木づくり」の様子です。

 ゼミ生は、障害をもっている児童・生徒にとって安全で楽しむことができる教具とはどのようななものかを考えながら製作しました。のこぎりを使って木材を様々な形に切り分けたり、ボンドで丁寧に組み立てたりしました。小さな部品一つ一つに思いを込めて、楽しみながら作る様子が伺えます。今後は着色などを行い、見た目も楽しめるように仕上げていきます。
 先生が開発した様々な教具は、全国の特別支援学校等の教育現場で活用されています。考案された教具は、『実践みんなの特別支援教育』(2021年7月号・学研)で紹介されています。