心理学科の進路は、カウンセラーや心理職という臨床領域だけではありません。今回は、在学中から「問題解決能力を磨く」という課題に積極的取り組み、企業で活躍している先輩の声をご紹介します。
Nさん(都城西高等学校出身)
※掲載している写真は、2020年3月以前のものです。
①現在の就職先を教えてください
現在、国内外合わせて300店ほどの店舗を構える飲食業界で働いています。食育事業に携わりたいと考えて入社しましたが、接客や調理はもちろん、店舗管理や在庫管理業務、店舗経営についても仕事の中で学ばせていただき、とても良い経験ができています。
②大学時代の思い出を聞かせてください
PBL(プロジェクト演習)やゼミ活動等で他学部、他大学の学生、また働いている大人の方と関われたことはとても価値のある経験でした。福岡女学院の良さを生かしながら、一歩外に踏み出して、外部との関わりも増やしてみてください。
③大学の授業について、後輩にアドバイスをいただけますか?
興味持った分野があれば友達が取っていなくても、ぜひ履修してみてください!! 迷ったときは、自分が社会人になるまでに何を身に着けたいかを考えて、自分だけのテーマを決めたり、好きな先生や「面白そう」といった直観で選んだりするも良いのではないでしょうか。私自身は「教育」という興味と、「時事問題に強くなる」という目的、そして先生という3つの視点で選んでいました。 そのため、授業が楽しかったです!
④高校生に一言、メッセージをお願いします
大学を決めるとき、大学に入ってから、またそれ以降も「やりたいことは?」と聞かれることが多くなると思います。それはすぐに見つけられなくても良いと思います。ただ「これ、楽しい」「これはしたいと思わないな」など、物事や経験に対して「私だけの感想・考え」を持っておくべきだと思います。できれば、それを紙に書いて残してみましょう。その積み重ねがいつか大きな選択を迫られたときに、自信をもって決定できる武器になると思います。
「女の子だから」「女の子なのに」といわれることもいまだにありますが、決めるのは自分自身だと思います。