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2020.10.27

心理学科

小学校での実習体験報告!!

 『心理実習Ⅲ』は、公認心理師の資格取得を目指す学生が受講する科目です。受講学生は、保健医療・教育・福祉の3つの領域の中の一施設にて学外実習を行います。今年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、前期は学外実習を延期していましたが、10月よりついに実習がスタートしました。事前学習を積み重ねてきた受講生にとって、待ちに待った現場実習です。現場で実際に子ども達や先生方の姿に触れ、また関わりを通して、それぞれの受講生が豊かな体験と学びをしてきたようです。今回は、小学校の特別支援学級で実習をさせていただいた受講生の声を一部、紹介します。

小学校の特別支援学級での実習生の声

◆実習の初日は子ども達と関わることで精一杯なところがありました。しかし、2 日目、3 日目と実習を重ねることで、初日には見えなかった子ども達の行動、感情に気づき、初日に話しかけてくれた子どもも本当は緊張していてありのままの自分を表現していなかったことに気づきました。そのため、子どものことを見えるものだけで判断、理解するのではなく、子ども達のことを知りたい、教えて欲しいと関心を持ち、子どもの感情を理解するために気持ちを考える、気持ちを受容し子どもの言葉を繰り返す、先生と情報共有して実習期間中でない普段の子どもの様子を聞くなど、理解する努力が重要だと思いました。「関心を持たなければ見えるものも見えない」という言葉を、実習カンファレンスの中で聞き、その通りだと感じました。(一部抜粋)

(福岡常葉高等学校出身、Tさん)

 

◆事前学習をして実習をスタートしましたが、頭でわかっているつもりでも、実際の現場では思うようにいかないことが多く、その都度、頭をフル回転して臨機応変な対応が必要とされることを実感しました。また、実習カンファレンスを通して、子ども達にとって、特別支援学級の居場所としての意味の大きさを知ると同時に、自分の気持ちを優先させて関わるのではなく、その子にとって今どのような支援が必要なのかを考えて行動することが大切であると学びました。そして、目の前の子どもたちに関心を持つこと、理解しようとすること、オープンマインドを持つことの大切さなどを、理解することができました。

(出水高等学校出身、Kさん)