国際キャリア学部には海外提携校に長期留学する「Study Abroad」科目のほか、2年次の春休みを利用して、オーストラリアのパースにある西オーストラリア大学(The University of Western Australia)で約5週間、集中的に英語を学ぶ「Short Overseas Program」が設けられています。
このプログラムでは読む、書く、聴く、話すという英語の4技能の向上と英文法の習得を目指しており、3年次以降、国際ビジネスや海外地域研究などの専門分野を英語で学ぶための準備学習としても重要な役割を担っています。今年度は3名の国際キャリア学科2年生がこのプログラムに参加しています。以下では参加学生のうち、M.Kさん(宮崎県立宮崎大宮高等学校出身)の報告をご紹介します。
M.Kさん(宮崎県立宮崎大宮高等学校出身)の留学報告
私は今年2月から3月にかけて、オーストラリア西部の街、パースにある西オーストラリア大学に留学しています。留学先では、事前に受けたテストの結果に基づいて、自分の英語力に合うクラスに所属します。授業では、スピーキング、リーディング、リスニング、ライティングの4技能を主に学習します。毎日2時間の授業が2コマあり、授業と授業の間に15分の休憩があります。クラスには様々な国籍のクラスメイトがいて、年齢も様々です。クラスメイトとの会話を通じて、様々な価値観を学ぶことができました。初めは、様々な国のアクセントをなかなか聞き取ることができず、意思疎通の難しさを痛感しました。しかし、話していくうちに慣れていくため、自分自身で成長を感じることができました。また、学習を通じて4技能のうち自分にはどの力が足りていないのか、それをどう克服すべきなのかを知ることができる良い機会になりました。
ご指導いただいた先生、クラスメイトと!
授業後は友人とパースの市街地へ向かい、カフェでご飯を食べたり、休みの日にはビーチや動物園へ行ったりなど、オーストラリアでしかできない経験をしています。現地の人との会話を通じて、生の英語を勉強することができました。授業とは異なり、綺麗な発音ではなく、訛りも強く、スピードもとても速いです。しかし、時間が経つにつれ、少しずつ聞き取ることができるようになります。聞き取ることができるようになると、自分の英語力への自信にもつながります。ホームステイは、最初、とても緊張し、勇気が必要でした。しかし、ホームステイ先の方々はとても優しく、家族の一員として受け入れてくださいました。食事や生活の文化も日本とは大きく異なります。不思議に思うことや初めて知ることも多くあります。日本との違いを感じると同時に、日本の良さを改めて感じ、視野を広げることができました。
動物園で、オーストラリアと言えば
今回の短期留学を通して考え方や物事の捉え方が大きく変わったように思います。日本を離れて過ごしたからこそ、得るものは大きく、様々な刺激を受けています。オーストラリアという多文化社会の中で素晴らしい出会いを得て、人の優しさに触れることができました。(右はパースの街、オーストラリアは夏です。)
言葉の壁に悩むこともありますが、そのときに救ってくれたのは人です。私もしっかりと相手と向き合い、人に優しくできる余裕を持った大人になりたいです。この留学で得たものをこれからの大学生活や人生に活かしていきます。
ICD *I Can Do*