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2020.02.06

心理学科

心理学科の学生が日本航空株式会社(JAL)様の地域活性化事業に取り組む5

 1月27日、冷泉町にて『心理学プロジェクト演習』の最終提案会が行われました(詳細はこちら)。本科目は、心理学科の1年生らが心理学的視点からチームで実社会の課題を発見・解決するという課題解決型学習(PBL)です。できるだけ早い時期に学科の専門性を活かしながら実社会の課題に取り組むことで、今後の大学での学びを深めるとともに、キャリア意識・社会貢献意識の早期育成を目指しています。授業開始直後は「地元の特産品を使う」などの単発的な案しか出せませんでしたが、授業を通じて視野が大きく広がりました。
 
〇現在の九州には多数のレストラン列車が走っており、差別化につながるアイデンティティが必要…。であれば、筑豊地方に多数ある明治・大正時代を思わせる建物や自然と、人々の『コスプレしてそれを皆に見てもらいたい』という思いを利用し、『ことこと列車=大正ロマン風の衣装を着て食事をする列車』とする。それにより、列車の差別化と情報発信の両方を促しつつ、『明治・大正時代の映像が撮れる場所』として筑豊地方全体の交流人口増加を目指す。
 
〇フランス料理は敷居と値段が高いし筑豊地方は遠い…。であれば、学生団体をターゲットにフランス料理のマナーを皆で学びながら地元のジビエ料理を楽しむプランとする。これにより、フランス料理に対する若者の心理的・金銭的ハードルを下げてすそ野を広げると同時に、大人になって懐かしさとともに(※)再訪される列車および地域にする。
※「人生の体験を想起すると、20代以降はどの世代でも20歳前後のことが最も思い出されやすい」というレミニセンスバンプ現象を背景としています。
 
 昨年9月からこの課題に取り組んできた学生たちは、どのような学びを得たのでしょうか?本科目を今年度履修したY.N.さんに、プロジェクトに参加した感想を寄せてもらいました。
 
今回最も学んだことは、単純ではありますが、「準備することの大切さ」でした。
最終提案会で、私のチームは最後の発表となっていました。他のチームの発表を聞くたびに緊張感は大きくなっていきましたが、不思議と不安はありませんでした。そのときは理由まで考えることはできませんでしたが、後日振り返ると、「やれることは全てやった」という自信があったためでした。日々の授業はもちろん、空き時間を利用して行う練習でも、先輩や先生のアドバイスをもとに、いつも「前回よりは良いものを」と準備を重ねてきた半年間。だからこそ、考えを深めることも自信を得ることもでき、それが最優秀賞という結果につながったと思います。
 このプロジェクトで得た学びを無駄にしないよう、これからも日々邁進していきたいと考えています。半年間この活動に関わってくださった全ての方に感謝しています。ありがとうございました。

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