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2020.02.10

国際キャリア学科

(授業紹介)国際キャリア学科の中国語修得、中国研究カリキュラムのご紹介です!

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国際キャリア学科には、基礎からビジネス会話までの中国語修得カリキュラムがあり、中国出身の陳齢教授が指導に当たっています。

006.JPG中国語修得カリキュラムのうち、1年次から履修する「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」は最小限、必要な語法規則の修得に重点を置き、1年間の学習を通して500程度の語彙と66の語法ルールを身につけることを目指しています。同じく1年次から履修する「中国語会話Ⅰ・Ⅱ」では、毎回、身近なテーマを定め、700程度の語彙と応用のきく重要表現ややり取りのコツを会話の実践を通してマスターすることを目標にしています。挨拶や簡単な応対、数の数え方、食事など日常生活の様々な場面を中国語で表現してみるといった実践を重ねていきます。

2年次以上で履修する「中国語基礎Ⅲ・Ⅳ」は、初級から中級へ向かうベルの中国語を学ぶ講義です。初級から急に高度になるのではなく、「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」を学習した人がその延長線上において既習の語法ルールを復習しながら徐々にレベルアップしていくような内容構成で、例えば中国語で日常的なメールや手紙のやりとりができるようになるとともに、身近な話題を中国語圏の人に伝達することができるようになることを目指します。

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同じく2年次以上の履修科目である「中国語ビジネス会話Ⅰ・Ⅱ」は、ビジネスの現場で多用する語彙や慣用表現の学習、例えば、貿易業務における引き合い、価格交渉、支払方法、梱包、貨物輸送、貨物保険、クレーム条項、契約の締結、そして空港での出迎え、ホテルでの宿泊、銀行での手続、レセプションなど日常のビジネスの場面でよく使う表現を会話の形式で覚え、練習を通して応用範囲を広げていきます。こうしたカリキュラムを通して中国語に上達し、中国語検定に挑戦する学生も相次いでいます。

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さらに、2年次からの地域研究科目である「Asian Studies A/B」(アジア地域研究)では、それまでの中国語の学習をもとに、中国という国の地政学的要素の把握と中華民族という集団的心性を探っていきながら、中国圏域の政治と社会、文化を学びます。

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これらの授業を通して中国に対する関心を特に深めた学生は3年次から中国研究の陳ゼミに所属し、「中国を理解するために何を知っていなければならないか」について学びます。ゼミでの学習、研究に際しては、常に日本との比較という視点を維持しつつ、中国についての理解を深めることを目標としています。方法としては、英文と中文の対訳体の資料を用いて中国文化の「固有性」と「普遍性」を中国の祭日、民俗、芸術、文化記号などの面から繙いていきます。

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陳ゼミの3年生:山川異域、風月同天

急速な経済発展を続けてきた中国は2010年にはGDP(国内総生産)で世界第2位の経済大国となり、日本企業の中国での事業もそれまでの製造・輸出拠点としての展開から、拡大する中国の国内市場での販売促進へと移行してきています。国内においても訪日中国人観光客をターゲットにしたビジネスが重要性を増し、その内容も従来の「爆買い」に代表されるモノ消費から体験型観光などの提案型のコト消費に重点が移ってきています。また、台湾、香港、シンガポールなどの中国語圏諸国・地域も農産物等の輸出、観光誘致の重要なマーケットになっています。

福岡女学院大学国際キャリア学科では、語学としての中国語の修得のみならず、その背景にある中国の政治、社会、歴史、文化を学び、さらに3年次に開講している国際ビジネス・インターンシップなどでの実務経験(以下写真参照)を組み合わせることで、将来、さらに重要性を増す中国語圏諸国・地域とのビジネスや交流の促進に貢献できる人材の育成を目指しています。

以下では中国語関連科目を受講している学生の感想(代表)をご紹介いたします。

A.Yさん(福岡県立東筑高等学校出身)

陳先生は中国語ばかりか日本語も美しくて、聞き取りやすいので、いつも楽しく授業を受けることができています。分からない所はすぐに教えて下さり、中国の歴史や生活など背景の話を聞くのも私の楽しみの一つです。毎週の授業での宿題を持ち帰って自分でじっくり考えることで、力がついたのではないかと思います。

R.Oさん(福岡県立香椎高等学校出身)

「中国語会話Ⅰ・Ⅱ」の授業では、教科書の例文を何度も声に出して繰り返して練習することで、中国語の発音をしっかりと学ぶことができました。抑揚のつけ方など、難しいところもありますが、陳先生が中国語でおっしゃった言葉を聞き取れたときはとても嬉しかったです。将来は学んだ中国語を活かして、コミュニケーションの幅を広げることができればいいなと思います。

M.Hさん(福岡県立久留米高等学校出身)

私は中国語を学んで、将来はさらに飛躍的な発展が進むと思われる中国と日本の架け橋になるような仕事がしたいと思い、履修しました。「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」の授業では、中国語の文法の基礎を学ぶことができます。中国語の文法は複雑で、様々な表現があり、難しいですが、これからも頑張って勉強を続けていこうと思います。「中国語会話Ⅰ・Ⅱ」の授業では、中国語の発音を陳先生に一つ一つ教えていただきながら、日々、練習しています。少しの会話でも相手に伝わるとたいへん嬉しいです。将来はビジネスで使えるほどまでに中国語力を高めたいです。

Y.Mさん(福岡県立小郡高等学校出身)

「中国語会話Ⅰ・Ⅱ」の授業では、主に中国語で会話をします。クラスメイトとペアで会話をし、お互いに発音の間違いなどを、指摘しあうことができ、勉強になりました。中国語の発音がとても上手な先輩方とも一緒に授業を受けますので、刺激にもなります。「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」の授業の方は、発音、文法、単語など覚えることがたくさんあり、大変でしたが、どれも将来、中国語を修得するために必要なことばかりでした。今後、さらに中国語を学び、将来は就職しても使えるようになりたいと思っています。

T.Nさん(福岡県立嘉穂高等学校出身)

中国語を勉強するのは初めてで、想像以上に難しいものでした。高校の時に受けた漢文とは似ているようですが、全く別もので、今まで主に勉強してきた英語、日本語の文法と異なる新しい文法を理解するのに時間がかかりました。しかし「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」のご担当の陳齢先生の熱心で分かりやすいご指導のお陰で、中国語の文法、発音とともに中国の歴史や文化も学ぶことができました。グローバル化が進むなかで中国語は世界で最も重要な言語のひとつになってきています。将来、世界で活躍できる人になるために、これからも中国語を一生懸命、勉強していきたいと思います。

E.Uさん(筑紫女学園高等学校出身)

1年前期の「中国語基礎Ⅰ」で中国語の文法・単語を基本的なところから学ぶことで、それまでは漢字の羅列にしか見えなかった文章が読めるようになりました。中国語の映画を見る機会もあり、とても楽しかったです。1年後期の「中国語基礎Ⅱ」では、「中国語基礎Ⅰ」に比べると出てくる単語の量や文法のレベルも上がりましたが、分からないところは先生に質問をしたり、友達同士で教えあったりしました。陳先生はとても優しく、丁寧に教えて下さいますので、質問もしやすかったです!中国語は世界で最も話されている言語のひとつで、修得するとさらに世界が広がると考えています。今後も学習を続けて、自分の強みにしたいと思います。

Y.Tさん(鹿児島県立鹿児島中央高等学校出身)

「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」の授業では中国語の単語と文法を主に学びます。陳先生がじっくりと教えて下さるので、しっかりと身に付けることができています。「中国語会話Ⅰ・Ⅱ」では、単語や文法の勉強だけでなく、クラスメイトとペアを組んで教科書の例文を読む練習をしますので、発音もしっかりと身に付きました。これらの授業で学んだことをこれから挑戦する中国語検定や知り合いの中国人の方と話す際に活かしていきたいと思っています。

A.Aさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

私は「Asian Studies A/B」の授業を通して、歴史からみた日中関係、そして映画やアニメからみた日中関係について考えました。国が近いこともあり、総じてお互いにいい影響を受けているなという印象でした。私は固定観念にとらわれず、自分の目で見て、感じたことを、周りの人にも次の世代の人にも伝えていきたいと思っています。

N.Sさん(福岡県立新宮高等学校出身)

陳先生の「Asian Studies A/B」では、数々のテーマについて、プレゼンテーションを通して掘り下げていくなかで、日本と中国の似ているところや違うところ、また私たちが思っている中国と実際の中国との違いなど、たくさんのことを見つけることができました。そうしたなかで、私たち日本人は中国に対して偏見を持ちすぎているということも改めて実感させられました。 

M.Kさん(大分県立臼杵高等学校出身)

私は陳先生の「Asian Studies A/B」の授業で中国の様々な文化について学びました。この授業を受ける前、日本と中国は同じ東アジアの国だから、あまり文化も変わらないものだと思っていましたが、全く違いました。政治や家庭、また食べ物など、こんなに近い国なのに大きく異なっていて、思っていた以上に知らないことが多かったです。いつも陳先生が詳しく解説してくださったため、とてもわかりやすく、楽しく授業を受けることができました。 

M.Mさん(沖縄県立普天間高等学校出身)

「Asian Studies A/B」の授業を受けて、またクラスメイトの発表を聞いて、教科書だけでは知ることのできない中国について深く知ることができました。中国の文化に対する関心が深まり、近いようで遠い国である中国をぜひ一度、訪れてみたいと思いました。 

インターンシップ・実務研修でも中国語の学びを実践

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台湾のパーソル台湾でのインターンシップを経験したM.Hさん(春日高等学校出身)
ホテル日航福岡で中国等からのゲストの接客を経験したF.Mさん(香住丘高等学校出身)
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福岡観光コンベンションビューローでクルーズ船客への案内業務を経験したM.Sさん(三池高等学校出身)
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香港の旅行会社EGLツアーズ(東瀛遊控股有限公司)で訪日観光客向けの旅行業務を経験したA.Tさん(加治木高等学校出身)とC.Iさん(筑紫高等学校出身)
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九州農産物通商で東アジア地域を中心に増加する農産物の輸出業務を経験したA.Yさん(東筑高等学校出身)
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