学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際キャリア学科
  5. (授業紹介)Freshers Seminar:門司税関の皆様による特別講義を開催しました!

2019.12.21

国際キャリア学科

(授業紹介)Freshers Seminar:門司税関の皆様による特別講義を開催しました!

kc_hed3.gif

国際キャリア学科では経済界、官公庁などの方々と連携したカリキュラムの一環として、1年生を対象とするフレッシャーズ・セミナーの授業で、門司税関から総務部広報広聴室の大村室長、総務部人事課の奥様、監視部麻薬探知犬管理室の中島様、山下様、河野様の5名の講師、そして麻薬探知犬のラブ号をお招きして、税関の役割と業務に関する講義を開催しました。
 
IMG_9585.JPGはじめに大村広報広聴室長より、税関を紹介する映像を見せていただいたうえで、税関及び門司税関の沿革や組織、業務、輸入と訪日観光客の急増によって業務量が拡大している税関を取り巻く環境の変化について概説いただきました。税関が果たしている役割については、その名の通り「税」(関税、消費税等を徴収する役割)と「関」(麻薬や拳銃など輸入してはならないものを水際で阻止する関所としての役割)に関する仕事であると、ご説明いただき、そのうち「関」としての役割については覚醒剤・大麻などの不正薬物や知的財産侵害物品の密輸取締に焦点を当てて、例えば覚醒剤をカップラーメン内に隠したり、体に巻き付けて密輸しようとした実例を紹介するなど、臨場感あふれるご説明をいただきました。「税」の役割についても2018年度で日本の国税収入の14.2%(約9.1兆円)を占めている関税等の適正かつ公平な徴収の重要性について、最近、増加している金地金の密輸の事例をあげながら解説いただきました。

IMG_9606.JPG

続いて、海港取締、旅具取締、通関、検査、事後調査、分析、審理など具体的な業務内容についてご紹介いただくとともに、税関では他機関への出向や海外勤務のチャンスがあること、一つの職場の中でバラエティに富んだ幅広い仕事を経験できることなどをお話しいただき、学生たちに「ぜひ将来の進路のひとつとして税関の仕事を検討してみてください」と呼びかけていただきました。

IMG_9595.JPGIMG_9627.JPG

IMG_9610.JPG学生たちとお年の近い総務部人事課の奥事務官からは、税関を含む財務省における女性職員の活躍とワークライフバランス推進のための取り組みについて門司税関における現状を含めてご説明いただきました。また、ご自身が公務員を目指されるようになった経緯やそのために大学時代に取り組まれたことについてもご紹介いただきました。聴講していた1年生の中には将来の進路として公務員を検討している学生もいて、真剣な表情で講義に聴き入っていました。

IMG_9607.JPGIMG_9596.JPG

最後に監視部麻薬探知犬管理室の中島様から全国の税関で活躍している麻薬探知犬の役割や訓練についてご説明いただいたのに続き、二歳のジャーマン・シェパードの麻薬探知犬、ラブ号がハンドラーである山下様とともに入場し、4つのスーツケースの中から麻薬の匂いのついた布を入れた1つをかぎ分けるというデモンストレーションを披露してくれました。学生たちからはきびきびとしながらも愛らしいラブ号の動きや表情に大きな歓声が上がっていました。
 
IMG_9617.JPG  IMG_9628.jpg
IMG_9620.JPGIMG_9623.JPG
ラブ号、麻薬探知に成功!

門司税関の皆様、お忙しいなか、貴重なご講義をいただきまして、ありがとうございました。なお、3年前の門司税関との提携講義を聴講した国際キャリア学科4年生からはN.Kさん(福岡県立新宮高等学校出身)とH.Nさん(福岡県立春日高等学校出身)の二人が国家公務員試験に合格し、来春から法務省の外局である出入国在留管理庁に勤務します

以下では受講した学生の感想(代表)をご紹介します。 

R.Kさん(福岡県立小倉西高等学校出身)

今回の講義で税関の役割や業務内容を学べただけでなく、実際に税関で働かれている女性職員の方の生の声を聴くことができました。これまで税関の仕事は国内のみで、男性中心で女性は働きにくい職場ではないかと思っていましたが、全く違っていて、女性が安心して働ける環境が整っているところに魅力を感じました。

K.Mさん(福岡県立筑紫丘高等学校出身)

税関職員になると、国際的で多彩な仕事を経験でき、充実した研修制度を活用してスキルアップすることもできます。きついことももちろんあるとは思いますが、仕事を通じて自分自身のレベルアップにもつなげることができる素晴らしい職業だということがわかりました。これから税関も含め様々な職業について調べていき、自分に合った職業を見つけたいと思います。今回、お話を聴くことができ、とてもよい経験になったと心から思いました。

Y.Mさん(福岡県立福岡高等学校出身)

税関は国の安全と秩序を守る仕事であること、行政のスリム化が進められるなかで逆に増員傾向にあること、女性が活躍できる環境が整備されていることなどに強い魅力を感じました。

R.Uさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

税関では働き方改革が積極的に進められていて、ワークライフバランスがとれていました。この講義を受けて、自分の職業選択の幅が広がりました。

A.Sさん(福岡県立新宮高等学校出身)

講義を聴いて税関の仕事はとてもやりがいのある仕事で、女性が男性と同じように活躍されており、魅力を感じました。よくテレビで見る違法薬物などを摘発する現場に身を置かれていると知り、とても興味を持ちました。税関の実際のお仕事や女性としての在り方、働き方など貴重なお話を聴くことができ、良い経験になりました。

S.Hさん(福岡県立須恵高等学校出身)

税関職員の方々が私たちの身近なところで社会の安全を守るという重要な役割を果たされていることがよくわかりました。授業に来ていただいた麻薬探知犬のラブ号とハンドラーの方がお互いに信用し、共に技術を磨き上げてきたことが短い時間でしたが、ひしひしと伝わってきました。

H.Nさん(福岡県立朝倉高等学校出身)

興味深いお話を聴くことができた講義でした。実際に麻薬探知犬を見ることもでき、とても嬉しかったです。私たちが知らないところで社会の安全を守るために大きな役割を果たされている方々からお話が聴けて本当によかったと思います。

M.Kさん(福岡県立久留米高等学校出身)

税関は社会の安全を守るために欠かせない存在だと思いました。常に海外と隣り合わせで、国際社会の動きを直に感じることができ、さらに女性が働きやすい環境も整っていて、とても魅力を感じました。

Y.Sさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

講義を通して税関の役割や仕組みについて詳しく学び、税関があるからこそ私たちは安全で安心できる生活を送れているのだと実感するとともに、その業務がいかに重要であるかを知ることができました。ありがとうございました。

IMG_9587.JPG

Y.Kさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

国際キャリア学科で学ぶ私たちは将来、国境を越えて世界で活躍する女性のリーダーになりたいという夢を持っています。今回、お話をしてくださった門司税関の皆様、特に女性職員の方々はそんな私たちにとって憧れの存在です。私たちも大学を卒業したら税関職員のように社会の役に立つ職業に就き、やりがいを感じながら仕事ができるようになりたいと思います。

K.Cさん(福岡常葉高等学校出身)

税関の仕事は密輸を取り締まる堅い仕事というイメージがありましたが、実際は海外勤務を含め、バラエティに富んだ業務を経験できるとても魅力的な職場であることがよく分かりました。また、女性職員が働きやすい環境であることにも魅力を感じました。

A.Yさん(純真高等学校出身)

今回、門司税関の皆様のお話を聴いて、心の底から税関のお仕事に憧れを抱きました。世界と日本をつなぐ最前線で仕事ができたら誇りになると思います。世の中には税関のように世界と日本を結び、女性が必要とされる仕事があるので、今のうちからしっかりと勉強して、準備をしていきたいと思います。将来のことについて考える貴重なヒントをいただいた、とても勉強になる講義でした。

R.Kさん(沖縄県立首里高等学校出身)

門司税関の皆様の講義を聴き、視野が広がるとともに、国家公務員の仕事に魅力を感じました。特に、税関では女性が働きやすい環境を整えられており、とても関心を持ちました。貴重な講義をいただき、ありがとうございました。

R.Oさん(鳥取県立鳥取東高等学校出身)

私がこれまで知っていた以上に、想像していた以上に幅広い役割を税関は担っており、その大切さがよくわかりました。今回のご講義を聴き、税関の仕事にとても興味を持ちました。税関職員になるためには国家公務員試験を受ける必要があり、試験科目には苦手だった数学もあるので、これから少しずつ勉強をしていこうと思います。

A.Tさん(宮崎県立都城西高等学校出身)

今回の講義で税関の役割と業務についてたくさんのことを学ぶことができました。女性が働きやすい環境も整えられていて、魅力を感じました。国家公務員の試験は難しいですが、将来の選択肢に加え、これからもっと税関の仕事について調べていこうと思います。

N.Mさん(佐賀県立武雄高等学校出身)

今回の講義で税関の役割と業務に対する知識が深まりました。また、国家公務員の女性の働きやすさやワークライフバランスに向けた取り組みについても知ることができ、自分の将来について考えるとてもいい機会になりました。

A.Mさん(長崎県立長崎北高等学校出身)

国家公務員を目指すのは無理だと思っていましたが、講義の最後に山口先生から4年生の先輩が二人、国家公務員試験に合格して、出入国在留管理庁に入庁されると聞いて、気持ちに変化がありました。挑戦するには覚悟がいると思いますが、ぜひ考えてみたいと思います。今回の講義で将来の選択の幅が大きく広がりました。私にとってとても意味のある貴重な体験になった講義でした。

A.Iさん(聖和女子高等学校出身)

税関の仕事内容や役割、沿革、大切にされていること、密輸取締の実例から女性職員の方の働きやすさまで幅広いお話を伺い、安心で安全な社会の実現のために尽力されている税関のお仕事はとてもやりがいがあるだろうと感じました。麻薬探知犬のデモンストレーションでは、麻薬探知犬のラブ号が質問に答えられているトレーナーの方をじっと見ていて、心が通じ合っているように思いました。

IMG_9594.JPG
kc_fut.gif

ICD *I Can Do
International Career Development

img02.jpg

Beyond your expectations!