国際キャリア学部には海外提携校に長期留学する「Study Abroad」科目が設けられています。このプログラムでは成績などの履修条件を満たしている希望者は9カ国・地域にある16の提携校のいずれかに留学し、留学先と提携して行う成績評価によって単位が認定されます。したがって、卒業が遅れることなく、学期中に留学することが可能です。
留学中の学びを活かして帰国後にTOEICの成績を大幅に上げ、700点台から800点台の得点をあげる学生も相次いでいます。
このコーナーでは海外提携校へ留学した学生の報告をシリーズで紹介しています。135回目となる今回は、今年度後期、オーストラリアの西オーストラリア大学に留学しているN.Nさん(佐賀県立白石高等学校出身)からの報告です。
N.Nさん(佐賀県立白石高等学校出身)からの留学報告
私は、今年8月から、西オーストラリア州にあるUWA(西オーストラリア大学)に留学し、英語を学んでいます。UWAでは、月曜から金曜の8時半から12時45分までの授業が行われます。1タームが5週間で編成されており、第三週、第四週に reading、 listening、 writing、 speaking の4技能のテストが行われ、その結果次第で、次のタームのクラスのレベルが決まります。
今の私のクラスには15人の学生がいて、韓国、コロンビア、台湾、カザフスタン、ペルー、中国、サウジアラビア、トルコと国籍は様々です。日本での英語の授業とは違い、reading を重視するのではなく、自分の考えや自分の国のことを国籍の違うクラスメイトに英語で説明する機会が圧倒的に多いです。ほかにも、ゲーム形式でペアを作って競い合ったり、グループで動画を作ったりします。わからないことがあれば、辞書を開くのではなく、友達や先生に質問します。わからないことを英語で聞き、知るのはとても興味深いです。みんな頑張って解釈してくれたり、最後までちゃんと聞いてくれたりするので、自信をもって英語で会話をすることができています。
韓国とペルーからのクラスメイトと!
ご指導いただいているデイジー先生と!
授業が午前中で終わる分、午後からはいろいろなアクティビティがあります。週末には大学主催で格安の日帰りツアーを組んでくださったりするので、パースの街を十分に満喫することができます。キャンパスが離れているため、なかなか現地の学部生と交流するのは難しいですが、日本好きな人たちが集まる日本語サークルの活動に参加し、週に一回、交流をすることができます。そこでできた友達とは週末に遊びに行ったり、テスト前はspeaking の練習に付き合ってもらったり、日本のことを教えたりして、とてもいい関係を築くことができました。
西オーストラリア大学の日本語サークルの友人たちと!
留学中は、ホストファミリーにお世話になっています。ホストファミリーはとても気さくで、面倒見がよい方々です。休日には家族のイベントに誘ってくださったり、現地の人しか知らない情報を教えてくださったりと、いろいろと親切にしていただいています。初めのうちは会話もなかなかうまくできませんでしたが、今では冗談で笑いあったり、たくさん話したりするのがとても楽しいです(左はホストファミリーとバスケットボールの試合を見に行った時の写真です)。
留学を経験して、いろいろな国籍の人たちから、たくさんの刺激をもらっています。留学に来たからこそ、知らない自分を見つけることができました。そして、なりたい自分像がはっきり見えてきました。留学は、語学だけでなく、新たな価値観だったり、新たな視点だったりいろんなものを習得できます。これからは、留学で得たたくさんのことを大事にして、自分の将来とつなげていきたいと思います。
Cheers!お世話になっているホストマザーと!
ICD *I Can Do*