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2019.11.21

心理学科

授業紹介『心理療法基礎実習』受講者からの勧め

 今回は、3年次の「心理療法基礎実習」についてご紹介します。この授業は前後期通年で6名の教員が担当するオムニバス形式の授業です。今年度取り扱ったテーマは、前期が「認知行動療法」、「解決志向ブリーフセラピー」、「主導型リラクセイション療法(サート)」の3つ、後期が「傾聴トレーニング」、「箱庭療法」、「集団心理療法(心理劇)」3つです。心理療法の理論や技法について実習を通して体験的に学ぶ授業ですが、知識や技能の修得だけでなく、受講者自身の感性と視点を豊かにすることを目標としています。

 受講者からの勧め

◆心理療法基礎実習は、1、2年で学んだ心理学の知識を実践的に活かす構成になっています。心理面接において重要な傾聴の姿勢や心構えを始めとし、実際に使われている心理療法の進め方まで、内容は多岐に渡ります。グループワークも多く、学生同士の意見交換が盛んに行われます。ロールプレイを通して、心理学を学ぶ学生としての視点だけでなく、クライエントからの視点の両方を持てるようになることがこの授業の魅力だと感じています。
(K.W.さん,福岡大学附属大濠高等学校)
 
◆心理療法基礎実習は座学とは異なり、実際に体を動かし、グループで活動する演習が中心です。特に箱庭療法の実習は、これまで箱庭に触れる機会があまりなかったので貴重な体験になりました。講義で学んだ知識を自分の体や心を通して感じ、理解を深めることができるだけでなく、自分自身の中にどのような気持ちの変化が起こるのか、その時の心の状況によって体験にどのような影響が生じるのかを新たに知ることが出来ました。
(N.S.さん, 福岡県立鞍手高等学校出身)
 
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◆少人数授業なので、今まで関わったことのない人とも交流できます。ペアワークやグループワークが多く、積極的に参加することによって、充実した学びができていると感じます。また、体験学習を通して自分自身に対する気付きを得ることができ、人との関わり方を学ぶことができます。そのため、将来心理専門職に就くことを考えている人以外にも意味のある授業だと思います。
(S.S.さん,自由ヶ丘高等学校)
 
◆クライエントに対するケアについて様々な視点や方法から学ぶことができます。多様な心理療法についての知識を得るだけでなく、カウンセリングを行う場の環境設定(机や椅子の位置、部屋の色合いや広さ)について学び、面接で大切にすべきことを実際に体験して理解を深めていくことができます。学科内の多くの学生と意見を交えながら活動できるので、学んだことを自分なりに十分取り入れることができると思います。
(N.M.さん,西南女学院高等学校出身)
 
◆心理療法基礎実習では、様々な心理療法を学ぶ事ができます。中でも印象に残ったものはサート(主動型リラクセイション療法)と呼ばれる心理療法です。サートは身体を動かす事が主な心理療法であるため、自分が前回と比べてどの程度課題ができるようになったかという成長を実感できる点が良かったと思います。また、サートはストレッチの様な課題が多いため、課題後は身体が軽くスッキリと楽になったように感じました。
(S.W.さん,佐賀県立小城高等学校出身)

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