学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 人間関係学部
  4. 心理学科
  5. 社会に貢献する心理学2019 ~心理学の学びをいかすボランテイア活動~

2019.11.07

心理学科

社会に貢献する心理学2019 ~心理学の学びをいかすボランテイア活動~

 心理学科では、大学内で知識を得るだけではなく、実際に「動く(行動する)」学びも重視しています。実社会との関わりを大切にし、他者の援助に主体的に取り組む活動は、社会貢献だけではなく、学生自身の自己成長を促します。今回は「若楠療育園ボランティア活動」に参加し、4月から臨床心理士・公認心理師資格取を目指して大学院進学を行う3人の学生に体験を報告してもらいます。 
            
施設の紹介
 鳥栖市の療育医療センター若楠療育園内の子育て支援センターである「どんぐりセンター若楠」について紹介します。「どんぐりセンター」では、主に3歳児までの親子を対象に子育ての不安感等を緩和し、子どもの健やかな育ちを促進することを目的とした活動を行います。ボランテイアは、子ども達との遊び、お母さん方との交流、またレクリエーションの準備(工作など)、施設外で行うイベントのお手伝いなどに参加します。活動終了後は事後ミーティングがあり、保育士、臨床心理士の先生方との振り返りに参加させていただきます。
 
学生の声
 どんぐりセンターは定型発達の子ども、発達がゆっくりな子ども、年齢は0歳から幼稚園生までといった様々な個性を持ったたくさんの子どもたちが一緒に活動しています。最初は接し方がわからず難しく感じることもありましたが、回を重ねていくうちに、子どもたち一人一人に向き合い、臨機応変に対応する力をつけることができました。また、子育てをしているお母さん方と接してみて親子の関係が子どもの成長にどのような影響を与えるのかを知り、とても良い勉強になりました。ここで学んだことは大学院進学後の学びにも繋がると思います。
(城南高等学校出身:Iさん)
 
 どんぐりセンターのボランティアは全て楽しみながら行うことができました。3年生の実習(フィールドワーク臨床)でも対象年齢が同じくらいの子どもたちと接しましたが、施設や活動の目的によって設定が異なることも学ぶことができました。どんぐりセンターでは、子どもの特性や、普段のお母さんとの関わりなどをしっかり見ることができました。また、気になったところを先生方に伝えると、助言や考え方を教えていただき、とても参考になりました。私たちの良い点は褒めてくださるので、自信になり、自分にもやれる事があるとやりがいを感じました。大学の授業を改めて現場で再確認することもあれば、座学では学べないことも沢山ありました。そして、今後の自分に求められることにも気付かされ、もっと勉強しなければと勉強への意欲も増しました。この経験を活かして大学院でも頑張っていきたいです。
(福岡雙葉高等学校出身:Yさん)
 
 体験的に学ぶことができるとても貴重な時間だったと感じています。実際に子どもたちと関わる中で、授業や事前学習で学んだことがようやくピンとくることもありました。また、2週間1度会うたびに子どもたちの変化や成長を感じ、楽しみながら多くの学びを得ることができました。子どもたちの発達を間近で見て感じることができた今回の経験は、大学院で勉強するときに、必ず思い出され生きてくるだろうと思います。
(筑紫中央高等学校出身:Hさん)
 
s_today191107.png