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2019.11.03

現代文化学科

【学外授業】「観光文化論D(文化政策論)」で視察研修が行われました

 「観光文化論D(文化政策論)」では、地域にとって重要な資源である歴史文化の保存のあり方や活用の方法について学んでいます。2019年11月3日(日)に、小郡市松崎に所在する薩摩街道松崎宿旅籠油屋などを訪問し、外部講師の杉本岳史先生・片岡宏二先生にご案内頂きながら小郡市の史跡や歴史についての学外研修が行われました。小郡市福岡女学院大学人文学部現代文化学科は、2018年7月に「小郡市観光まちづくり調査事業の実施に関する協定」を締結し、今年度も7月に本協定の継続の調印が行われるなど、小郡市の文化遺産の保存や活用のあり方や観光まちづくりの方策などを連携して取り組んでいます。
 
 小郡市に集合した一行は、バスでの移動の際に小郡市有形文化財に指定されている「平田家住宅」を車窓から見ながら最初の目的地、松崎宿旅籠油屋を見学しました。油屋は薩摩街道の宿場町である松崎に建てられた江戸時代の旅籠(旅館)で、昭和初期まで旅籠として使用されていましたが、その後は芝居小屋、食堂などで使用されていたそうです。2019(平成31)年3月に復原された油屋を、NPO法人小郡市の歴史を守る会の関係者に解説を頂きながら、2班に分かれて見学をしました。

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≪★2班に分かれて旅籠油屋の解説を聞きました★≫

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≪★2階の床板の一部が取り外され、学生たちもびっくり★≫
 
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≪★旅籠油屋の2階で昼食をいただきました★≫
 
 
 午後からは小郡市内薩摩街道沿いを解説を聞きながら散策しました。江戸時代、参勤交代道として使われていた薩摩街道は、薩摩(鹿児島)や肥後(熊本)の大名が参勤交代でこの道を歩いただけでなく、明治維新の中心人物である西郷隆盛や大久保利通らも通ったとされるいにしえの記憶とさまざまな資産を残す道です。今に残るさまざまな文化遺産を実際に学生たちも歩いて見てまわることで、小郡市の歴史魅力についてさらに深く学びました。

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≪★午後からは小郡市内を解説を聞きながら散策★≫

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≪★散策のあと、おやつまで頂きました★≫

 学外研修の最後は旅籠油屋で、関係者を交えた意見交換会が実施されました。「小郡市にどのようにして観光客を呼び込むか」、「自分自身が地域おこし協力隊として小郡市で活動すると仮定し、どのような活動をするのか」という問いに対して、授業内や実際に自分たちの目で見た感想を交えながら女子大生ならではの視点で提案をしていました。この意見交換会には、小郡市長 加地良光様にもお越しいただき、学生たちの意見に対して1つずつ丁寧にコメントを頂きました。さまざまな提案に大変興味を示していただき、大盛況ののちに意見交換会は閉会しました。

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≪★関係者を交えた意見交換会を実施★≫

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≪★学生の提案に加地市長からコメントを頂きました★≫

 普段の大学の学びに加え、このように学外に出て自分たちの目で見て体験したものを加地市長をはじめ関係者の皆さまの前で発表するという機会は、学生たちにとっても大変有意義な研修となりました。関係者の皆さま、この度は誠にありがとうございました。
 

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≪★旅籠油屋の前で加地市長と記念撮影★≫