世界とつながるお仕事で活躍されている様々な分野の方にお話を伺う「グローバルキャリア発見の旅」、29回目となる今回は国際キャリア学部の前身である人文学部英語学科の卒業生で、現在、三井住友銀行にお勤めの藤本ななえ様にインタビューします。(インタビュー:千葉浩美)
千葉先生の研究室で(後列右:藤本様)、社会の各分野で活躍中の卒業生たちと
Q:これまでのご経歴と現在のお仕事について教えてください。
福岡県の公立高校から、福岡女学院大学国際キャリア学部の母体である人文学部英語学科に入学し、2016年3月に卒業しました。同年、株式会社三井住友銀行に入社し、今春までは福岡支店、現在は天神町支店で勤務しています。日頃は、窓口にて口座開設、各種諸届、外国送金、相続、法人関係等の手続や、積立タイプの資産運用を担当しています。一人ひとりのお客さまの想いや考えを大切にし、ライフプランに合った、お客さまのご期待を超えた提案ができるよう、「正確・迅速・丁寧」はもちろん、「目配り・気配り・心配り」を常に意識しています。
Q:本学在学中の勉学は、今のお仕事にどのように役立っていますか?
在学中は、英語はもちろん、国際情勢、異文化理解、英文学等と幅広く履修していました。銀行業務に携わる中で、日々、マーケットは変化しており、様々な国際法等も関係しているため、国際関係論ゼミで培った「中立的な立場から世界を見る」「国際情勢が日本やマーケットに与える影響は何か意識する」力が役立っていると感じています。また、立地上、福岡支店にいた時は外国人のお客さまのご来店が非常に多く、英語での対応を任せていただいておりました。その際、英語力はもちろん、千葉先生の「異文化コミュニケーション」やビジネス英語、英文学の授業で学んだ知識がお客さまとの会話を進め、信頼関係を築くうえで大いに助けになっていると実感いたしました。
Q:今後の目標を教えてください。
まずは、現在の業務で専門性を磨き、お客さまや同僚の方から信頼される幅広い提案力・対応力を持った銀行員になりたいです。そのうえで、国際的で幅広く高度な業務にも挑戦できるよう、英語力の向上や資格取得等にも努めていきたいと考えています。女性もキャリアアップの道が開かれている職場であるため、家庭や今後のライフイベントと両立し、何事にも積極的に挑戦していきたいです。
Q:これから社会に羽ばたく後輩たちにアドバイスをお願いします。
学生時代にまずは何事にも積極的に挑戦し、多くの経験を積んでいただきたいです。「向き・不向き」という思いにとらわれないこと、「前向き」であることが何より重要だと感じます。不安なことや大変なこともあるかと思いますが、自分の努力を支えてくれている方々に感謝をし、一生懸命、行動し続けることで成長へと繋がります。ぜひ、夢に向かって道を切り開いて行ってください。オープンキャンパスを訪ねられた藤本様(前列中央)、国際キャリア学科の千葉先生、陳先生、後輩たちと
ICD *I Can Do*