国際キャリア学部には海外提携校に長期留学する「Study Abroad」科目が設けられています。このプログラムでは成績などの履修条件を満たしている希望者は9カ国・地域にある16の提携校のいずれかに留学し、留学先と提携して行う成績評価によって単位が認定されます。したがって、卒業が遅れることなく、学期中に留学することが可能です。
留学中の学びを活かして帰国後にTOEICの成績を大幅に上げ、700点台から800点台の得点をあげる学生も相次いでいます。
このコーナーでは海外提携校へ留学した学生の報告をシリーズで紹介しています。133回目となる今回は、今年度前期、ニュージーランドにあるオークランド大学に留学したのA.Oさん(久留米市立久留米商業高等学校出身)からの報告をご紹介します。
A.Oさん(久留米市立久留米商業高等学校出身)からの留学報告
私は今年度前期、ニュージーランドにあるオークランド大学に留学しました。私が学んだクラスは14人で、中国、コロンビア、タイ、韓国など様々な国からの留学生と一緒でした。留学して痛感したのは、自分は文法の勉強ばかりを重視していたので、いざ英語を話そうとしてもなかなか言葉が出てこないということです。来たばかりの時は相手の方が何を話しているのか聞き取れず、言いたいことはうまく言い表せず、周りの人たちがすらすら話しているなか、とても焦りました。ある日の授業のグループワークで自分の意見を言うとき、言いたいことがなかなか英語で表せずに申し訳ない気持ちになったので、“I’m sorry”と言ってしまいました。しかし、グループのメンバーは「どうして謝るの。謝る必要ないよ。こういうことかな」と一緒になって考えてくれました。クラスメイトの優しさを感じ、とてもうれしかったのと同時にもっと英語学習を頑張ろうという意欲が出てきました。その後は失敗を恐れず、積極的に会話を楽しむことができるようになりました。
やさしくて素敵なエイミー先生と!
様々な国籍のクラスメイトと!
ホームステイ先の家族構成はホストマザーとファーザーのお二人でした。中国からの留学生も一緒に住んでいました。ホストファミリーは本当の家族のように接してくださり、毎日夜7時にはみんなで夕食を食べ、その日にあったこと、悩んでいること、時事問題など、様々なことについて話しました。ホストファーザーが「ニュージーランドではこうなんだけど、日本ではどうなの?中国でどうなの?」などと話を振ってくださり、今まで考えたことがなかったようなことについても考えることができました。
留学は自分の行動次第でより良いものにすることができると思っています。これから留学される方々も、留学先でしかできない体験をたくさんしていただきたいです。
ICD *I Can Do*